🧱 Obsidianのプロパティ設計で運用を安定させるコツ
Obsidian Basesのアップデートと活用ポイント
🪵こんにちは、はるなです。
今日は「Obsidianのデータベース機能『Bases』のアップデート」についてまとめます。
Obsidianの11月アップデート(v1.10.3)で、データベース機能である「Bases」が大幅に強化されました。「何ができるようになり、どう使うと便利なのか」をわかりやすくまとめます。
今回は、アップデート内容を簡単にまとめた上で、「プロパティ設計の考え方」と、情報を自在に分類するための「Group by機能の使い方」について紹介します。
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🗂️ObsidianのBases機能アップデート
まずは、今回の11月アップデート(v1.10.3)で何ができるようになったのかをまとめます。主なアップデート内容は以下の通りです。
新しいビューの追加
Group by(グループ化): プロパティの値に基づいてノートをセクション分け表示。
List view(リスト表示): よりシンプルでカスタマイズ可能なリスト形式の表示。
Maps プラグイン(位置情報の可視化): ノートに含まれる位置情報を地図上にプロット。
集計・計算機能の強化
Table summaries(列ごとのサマリー): 列の値を合計、平均、カウントする機能。
新しい関数:
mean()(平均)、median()(中央値)、random()(ランダム値)など、データ分析に使える関数が多数追加。
操作性の向上
フルキーボード操作/ショートカット: キーボードだけで快適にテーブル操作が可能に。
コピペ、Undo/Redo対応: 表の行や列をコピーしたり、操作を取り消したりできるように。
これまでのBasesが「ノートを並べて見る」機能だったのに対し、このアップデートにより「ノートを集計・分析し、多角的に可視化する」ためのツールへと進化しました。ObsidianをよりNotionのように使うことができるようになったと言えばわかりやすいかもしれません。
🎨 プロパティ設計の考え方
Basesは「ファイル(ノート)に付けたプロパティを、表やリストで並べ替えたり、一覧表示にできる機能」です。どのようなプロパティを設計するかがとても重要になってきます。
今回新しく追加された、グループ化機能の「Group by」や、集計計算機能といった新機能も、土台となるプロパティ設計がしっかりしていて初めて活きてきます。
たとえば、以下のように用途ごとに最低限のプロパティを決めておくだけで、ノートの活用度が格段に上がります。


