📱🔍デジタル時代の「保険」として機能する「探す」アプリ
いざという時に役立つデジタル時代の“保険”
🌕こんにちは、はるなです。
今回は、ごりゅごさんの視点で紹介する「Appleの探すアプリ」です。
「探す」アプリは、普段からよく使うアプリとはちょっと違うのですが、普段は意識しないけれど、ないと困るアプリです。よく家の中でもiPhoneどこいった?ってなる人にとってはなくてはならないアプリ(機能)の1つかもしれません。
今回は、そんな「探す」アプリでできることを中心にごりゅごさんがまとめてくれました。
純正のApple AirTag以外にも「探す」アプリに対応している製品を追加することもできます。最近だとダイソーにも1100円で対応製品が販売されています。
📱🔍スマホ依存生活でのスマホ紛失に対する保険
iPadで使える標準アプリを掘り下げてみようシリーズ。
今回は、あまり存在が認知されていない(気がする)「探す」アプリについて触れてみようと思います。
「探す」アプリ。これ、アプリの名前すらあまり知られていないかもしれないし、多くの人にとっては、日常的に使うタイプのアプリではありません。
「探す」アプリのイメージは「保険」
その名前から想像できる通り、自分が所有しているApple製品(iPhone, iPad, Mac, Apple Watch、だけでなく、最近はAirPods, Apple Pencilなども対応しはじめている)を、他の端末から「探す」ことができるようになるアプリです。
2025年現在は、電車で出かけて食事して、買い物して帰ってくる。こういうことが、財布などを一切持たずともごく当たり前にできる時代になりました。
こういう時も、いまやもうiPhoneが1台あれば全部事足りてしまいます。
ただこれって、逆に言うと「iPhoneをなくしたらなにもできない」とか「iPhoneを誰かに盗まれたらいくらでも悪用されかねない」ということの裏返しでもあります。
便利さの裏には、いつも大きなリスクが潜んでいるのです。
そして、こういうリスクに対する「保険」として機能するのが「探す」アプリです。
たとえばこのアプリ、名前は「探す」なんですが、iPhoneを落としたときには「探す」だけじゃなくて「使えなくする」ことなんかもできるのです。
⚠️事前に「できること」を知っておく
今回の話で一番重要なのは、この「保険」をきちんと機能させられる準備をしておく、ということです。
たとえば、ある日突然iPhoneが見つからない!どこに行った、となったとき。
そんなときにこの「探す」アプリの使い方をちゃんと理解しているかどうか。なにができて、なにができないのかちゃんと知っているかどうか。
当然、iPhoneをなくしてしまっていたら、なにができるかをiPhoneで調べる、ということはできません。(ここ、とても重要)
なので、今こうして余裕があるうちに「もしiPhoneをなくしたらなにをすればいいのか」「なにができるのか」ということをある程度は理解しておくこと。
このことは、保険として時間をかけて学んでおく価値があることだと思っています。
iPhoneの音を鳴らして探す
ということで、探すアプリでなにができるのか。
まず一番シンプルでお世話になる機会が多いのは、MacやiPadなんかを使って「デバイスを探す」という機能。
「探す」アプリの「デバイスを探す」を使って端末を選び、その端末の「音を鳴らす」ことができる機能です。
最近は、新しいAirPodsなんかでも「音を鳴らす」ができるようになっていたり、Apple Pencil Proも、この「探す」に対応していたりします。
また、この機能は特に使う頻度が高いので(iPhoneは行方不明になりやすい)Apple Watchには瞬時に「iPhoneの音を鳴らす機能」にアクセスできるようにもなっています。
人によっては、これだけのためでも「Apple Watchを付けておく価値がある」と言えるかもしれません。
かつてごりゅごは旅先で訪れたお店にMacBookを忘れてきたことがあるんですが、当時は超アナログな方法で「探す」をやってましたねえ。
現代は少なくとも他の端末から「場所」を知ることが出来る。しかも一部の端末を「音を鳴らして見つけられる」
とても便利な時代になったなあと思います。
家族からも「探す」ができる
実はこの「探す」は、自分のApple製品だけでなく、家族の端末も「探す」が可能です。(事前の家族設定などが必要。設定されていれば、デバイス一覧に家族の製品も出てくる)
Apple端末をいっぱい持ってれば「他の端末から探す」ことができますが、iPhoneしか持ってないなんて人も「家族がApple端末を使っていれば」家族に頼って「探す」が使えるのです。
また、それ以外にもiCloud.comを使って他の人の端末を見つける「友達を助ける」という機能なども存在します。
完全に一人の場合は何らかの方法でネットに接続するしか解決策がありませんが、それ以外に「誰かの助けを借りてiPhoneを見つけることは可能である」ということ。
これも同じく「余裕があるうちにきちんと覚えておきたいこと」だと言えるでしょう。
紛失モードで安全力を高める
「家の中でなくした」なら、ここまでに出てきた「音を鳴らす」で、まあだいたいの場合は見つけることはできるでしょう。
問題は、外出時にどこでなくしたかわからないとき。
ただ「落とした」だけの場合でも十分な注意が必要ですが、それ以外にも悪意ある人に盗まれている可能性も存在します。
こういう状況で、少しでもリスクを小さくすることができるのが「紛失モード」です。
紛失モードをオンにしておくことで、Apple Payなどの支払いをストップしたり、アクティベーションロックを行ったりなど、様々な「安全度を高める対策」を行うことが可能です。
このあたりも、どの端末ではどこまでの機能が使えるのか、というのが異なる(基本的に、新しいモノほどできることが多い)ので、自分の端末でどんなことができるのか。そして、もしなくしたことに気がついたら、素早く「紛失モード」に設定できるようにやり方を覚えておくこと。
こうしたことは、可能ならば今、この記事を読み終えた段階で着手しておくのがオススメです。
🎒子供のカバンを「探す」
あと、これはもうきわめてアンオフィシャルな、裏技的なテクニックですが、Appleの「AirTag」を子供のカバンに付けておく、というテクニックがあります。
AirTagは、言ってみれば「探す」のための端末。この端末を子供のカバンに付けておくことで、カバンをいつでも「探す」ことができるようになるわけです。
これ、電波がなくても場所わかるの?と思われるかもしれませんが、かなりの場合は大丈夫です。
めちゃくちゃ大雑把に言うと「誰かのiPhoneが近くにあると」それを通じて持ち物のおよその場所を知ることが出来るのです。
そういう意味で、AirTagはリアルタイムに場所が把握できる端末とは言えないんですが、だいたい「30分単位くらいでなら場所はわかる」という感じかな。
あくまでも「探す」対象は持ち物である、という前提にはなるんですが、いわゆる「見守りケータイ」的なことを、最初にAirTagを購入する費用と電池の交換の費用のみで疑似的に実現することができる、ということです。
あくまでも「似たようなもの」で、なにができてなにができないのかは、これまた各自きちんと確認する必要はありますが、ある程度割り切ることができれば、とても低コストで使える「見守りアイテム」となり得る可能性は秘めています。
もし家にAirTagが余っているならば、選択肢のひとつとしてこのような使い方を考慮してみてもいいのかもしれません。
また、このテクニックは子供だけではなく高齢の親に対しても応用できる可能性もあります。
同じくこれも、できることはあくまでも「持ち物の管理」ですが、直接的な干渉を避けつつ、間接的に安全を確認するという方法としては「見守り」のための道具として活躍できる可能性は秘めています。
「なにができるか」をきちんと理解しておく
「探す」機能は、現代のデジタルライフにおける保険として、非常に低コストで実現できる、素晴らしい機能だと思っています。
「いざという時」のためには、きちんと基本的な設定を済ませておき、事前になにができるかを把握しておく。
テクノロジーは、うまく使えば大きな「安心」を生み出してくれるものになるのです。
ということで今日は「Appleの探すアプリでできること」というお話でした。
👠編集後記:
毎月1本、お互いのニュースレターへ寄稿し合っています。私の書いたObsidianの記事も「✉️ナレッジスタック」で配信されているので、よかったらそちらも読んでみてください。先月からは「生成AIと考える技術」という新しいシリーズもスタートしました。
Apple Pencil Proのみですが、Apple Pencilも探せます。
磁石でくっつくタイプになった、Apple Pencil(第2世代)以降、持ち運びやペアリングが簡単になったのはいいことなんですが、そんなに磁力が強くないので結構カバンの中で取れやすいです。
油断していると、別の金属製のものにくっついてしまうこともあります。
探すアプリには自分の持ち物が、手元から離れたときに通知を送る機能があるので、万が一どこかで落としたり忘れたりしてきた時に、リカバリーのきく距離で気づくことができます。まさに保険としてかなり優秀です。
純正のApple AirTag以外にも「探す」アプリに対応している製品を追加することもできます。最近だとダイソーにも1100円で対応製品が販売されているんですが、まだかなり品薄で見つけたらラッキーって感じです。(たまに入荷しているのはみるんですが、お店に行くともう在庫なしになっていていまだに入手できず)









