🎨こんにちは、はるなです。
私が初めてiPadを買った時にインストールしたアプリの中で、今もなお使い続けているアプリが1つだけあります。(Apple標準アプリを除いて)
それは、お絵かきアプリの「Procreate」です。
ということで、今日は「Procreateの歴史」についてまとめてみます。
Procreate10周年の時に配布された、初期ブラシパックのダウンロードはこちら。
■ Procreate.brushset ダウンロードはこちら
iPadで最高のお絵かき体験ができるアプリを開発
Procreate公式サイトの記事の要約+私の感想です。オリジナル記事はこちら→10 years of love and passion in Procreate - Procreate® Insight
初代iPadの発表に感動したProcreate開発スタッフは、iPad向けに最高のお絵かき体験ができるアプリを作ろうと考えました。
10年かけてProcreateは大幅に改良されたエンジンを搭載し、最高の描画体験をさらに向上させています。
ColorDrop、QuickShape、Time-lapse、Streamline、Two-finger Undo、Paint Filtersなど多くの独自機能を作り出し、Procreateはクリエイティブ業界のワークスタイルにも影響を与えました。
Procreateは10年たった今でも有料アプリランキングの上位にランクイン。iPadやiPhoneでのデジタルアートの業界標準として広く認められています。
2019年12月にCMYKのカラーモードがサポートされ、その頃から仕事でもProcreateを使う人が増えてきた印象があります。
Procreateで描かれたイラストが映画のポスターや看板になる
Kyle Lambert(カイル・ランバート)氏の描いた『ストレンジャー・シングス』のアートワーク制作や、Dave Rapoza(デイブ・ラポザ)氏が描いた『ローガン』のポスターなど、Procreateで制作されたものが映画のポスターや、ニューヨーク市のタイムズ・スクウェアの巨大ポスターにも使われるようになります。
手のひらサイズでもパワフルなアート作品を
2013年、Procreateはその優れたデザインと業界をリードする革新性が評価され、Apple Design Awardを受賞します。その後、iPad版ProcreateのノウハウをiPhoneに応用し、2014年12月に「Procreate Pocket」が誕生。
iPadよりも小さなiPhoneの画面でもProcreateが使えるようになりました。
Apple Pencil発売によってProcreateがさらに進化する
2015年11月、Appleが初代iPad ProとApple Pencilをリリース。
反応速度はもちろん、筆圧のコントロールや、傾き感知など…それまでに他社から発売されていたスタイラスペンが何だったの?と思えるほどにApple Pencilの完成度は高いものでした。
私が初めて、紙と鉛筆の代わりになるかも?と思えたきっかけもApple Pencilでした。本物の鉛筆の感触にかなり近づいたんです。
そしてこのApple Pencil発売キャンペーン用のイラストもProcreateで制作されたイラストが採用されています。
デジタルなiPadでアナログな体験を再現できるようになったのはApple Pencilがあったからです。
Apple Pencil発売キャンペーン用のイラストを描いたClaudine O'Sullivan(クローディン・オサリバン)氏がProcreateを使って制作したイラストは2017年のAssociation of Illustrators World Illustration Professional Advertising Awardを受賞しました。
それまで彼女はアナログの色鉛筆でイラストを描いていて、デジタルで描いたのはこの絵が初めて。
元々使用していた色鉛筆に似せて、いくつかの鉛筆ブラシの設定を微調整しただけで、iPadでも違和感なく描けたようです。
ProcreateとApple Pencilの組み合わせは、クリエイティブな作業をよりデジタルへと移行してくれました。
ここから、さらにProcreateは進化していきます。
描画やブラシ作成の操作性が向上
古くからあるアプリは、秘伝のタレ方式で継ぎ足し継ぎ足し機能が追加しているものが多く、Appleの推奨するアプリ構造に合わなくなることも多いです。
Procreateも、Appleが使うMetalネイティブな Valkyrie engineを使ってアプリを一から作り直します。
これによって描画やブラシ作成の操作性が向上しました。さらにアニメーション機能などの新機能も追加されます。
*Metal(メタル)はアップルのオペレーティングシステム上でサポートされる、コンピュータグラフィックスAPI
Procreateのチームは、この10年間で4人から40人以上に増えましたが、アーティストに最高のデジタルドローイング体験を提供したいという想いは続いています。
今では、たった12本のブラシからスタートしたとは考えられないほど、たくさんのブラシが入っています。
現在はブラシのオプション項目も豊富で、自分の好きなようにカスタマイズ可能です。ゼロからブラシを作成するのは複雑ですが、既存のブラシのオプションを少しカスタマイズするだけならとっても簡単です。(カスタマイズするときはブラシを複製して設定を変えると○)
■ Procreate.brushset ダウンロードはこちら
まとめ
初期のブラシセットには含まれていませんが、現行版Procreateにデフォルトで入っているブラシ「ナリンダーペンシル」は、私がイラストを描くときに愛用しているブラシの1つです。(スケッチ>ナリンダーペンシル)
その他私がよく使っているブラシや、まとめイラストの制作工程などは、iPad Workersメンバー限定で公開しています。
よく考えたら、10年前からずっとスタメンアプリってすごいですよね。改めてProcreateの凄さを感じました。
確か私が購入した時は490円とかだったと思うんですけど、そこから追加課金もなくずっと使えています。ありがたいなぁという思いと、もっと開発者さんを(金銭的に)応援していいものを作っていってもらいたいなぁという2つの思いがあります。
現在の価格は1220円となっていますが、それでも私は安いくらいだと感じています。当時の少ない機能から比べたら、ブラシの数やできることは3倍どころではありません。
高機能なのにシンプルな操作感で、初心者の人からプロまで、分け隔てなく使えるアプリ設計になっていると思います。これってほんとすごいです。
36色セットの色鉛筆が1500円くらいです。そのことを考えたら1220円ってちょっと安く感じませんか?
絶対1220円以上の価値があるアプリなので、もしまだProcreate持ってないよという人は、36色セットの色鉛筆買ったつもりで、アプリ購入してみてね。
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めちゃくちゃいい記事❗️
確かに、10年以上スタメンのアプリってなかなかないですよね。
わたしの10年以上スタメンのアプリは、
googleMap、chromeくらいですね。
gmailやgoogleフォトは使用年数は長いですが、本体容量がいっぱいになったら真っ先にアンインストールします。
他のアプリはブラウザ版があり、アプリ版と機能があまり変わらなければブラウザ版を使います。
そう考えると、procreateは偉大なアプリですね。
ユーザーの要望に応え続けて、結果的にユーザーに使い続けられ、愛されているアプリ。
本腰入れて使おうと、あらためて思いました。