🏫 こんにちは、はるなです。
今回は、ごりゅごさんの「Apple標準マップの現在地」についてです。
ルート検索なら「Googleマップが最強」、カーナビ目的なら「Yahoo!マップ最強」と思って使っていた時期が私にもありました。
現在は、Appleマップオンリーです。少し前までは足りないところが多すぎて、正直、全然使えないと思っていました。ですが、アップデートを重ねて機能が追加され、不満がまったくないわけではありませんが、十分使えるものになっています。
カレンダーにしろ、メールにしろ、Appleシステムに組み込まれている標準アプリの連携のスムーズさは地味に便利なことが多いです。
今回は、そんなAppleマップの「今」の実力について、ごりゅごさんがまとめてくれているので、ぜひチェックしてみてください。
🗺️Appleマップの現在地
これまでのシリーズで、メール、パスワード、カレンダーと、Appleの標準アプリをいろいろ紹介してきました。
他に、自分がよく使っているのに、他の人があまり使っていなさそうなアプリはないだろうか?
そうやって探してみたら、これまたもはや自分にとっては当たり前になりすぎた「マップ」アプリのことを思い出しました。
マップアプリといえば、古参iOSユーザーは「ガンダム駅」のことなんかを覚えていらっしゃるかもしれません。2012年に登場した直後のAppleのマップアプリは、一言でいってそりゃあもうひどいもので、本当に文字通り「使い物にならない」アプリでした。
ただ、現在はもう2025年。ガンダム駅なんて話題も、10年以上も昔のことで、この10年ちょっとでAppleのマップアプリは大きく進化しています。少なくとも私が使っている限りでは、「Google Mapを使うかAppleマップを使うかは好みの問題」と言えるレベルだと感じます。
特にLook Around(Apple版ストリートビュー)に関しては、後発だけあってGoogleのストリートビューよりも圧倒的に動作はスムーズで、解像度も高く、非常に使い勝手がいいものです。
(Look Aroundは、2024年3月現在、東京(関東)、名古屋、大阪近辺の主要エリアのほか、札幌、仙台、新潟、金沢、静岡、高松、岡山、広島、北九州、福岡といった一部の都市でしか使えないため、まだまだストリートビューには及ばない点が多いのが現状です)
👍Appleマップの便利なところ
まあ、いろいろとアプリによってよいところや物足りないところはあるんですが、地図に関して言えばどれも基本的に無料で使えるし「好きなアプリ、使いやすいアプリを使えばいい」状況は続いています。
ただ、せっかくなのでもしGoogle Mapしか使っていなかった人も、少なくとも一回くらいAppleマップを試してみる価値はあるはず。その上で、自分はどのアプリを使いやすいと感じたかを決めればいい。
そんな冷静な判断ができるように、今現在ごりゅごが気に入っているAppleマップの好きなところをザッとまとめて紹介しようと思います。
🚌バスルートもちゃんと検索できる
まず最初は、ルート検索でバスのルートも表示されるようになったこと。
まあ、これは今やGoogle Mapでも当たり前にできることでなんら特別なことではないんですが、京都市内の移動なんかはとても便利だし、先日は東京から六本木に向かう際に「品川からバスに乗れば楽」というのがわかったのは嬉しいことでした。
これもまた10年前レベルの常識からすると「バスは地元のプロが使うもの」というイメージがあってなんとなく敬遠していたのですが、目的によっては地下鉄などではなくバスを使った方が楽なこともあり、これもまた「選択肢が増えること」が重要だと思います。
👀ルックアラウンド
また、いわゆるGoogle Mapのストリートビューと言えるルックアラウンド。これは細かい説明をするよりも、自分で一回触ってみろ、という感じです。
ストリートビューよりもスクロールが完全にスムーズ。この一点だけで、実際に使ってみる時の感覚はかなり違います。
エリア的な問題があって、結局まだストリートビューに頼るしかない場面もあるんですが、少なくともルックアラウンドが使える場所であれば、これはほぼ間違いなく全員に「こっちの方が便利だぞ」とおすすめできるものです。
📍マイマップ・オフラインマップ
いわゆる「行きたいところマップ」や「旅行で行くところマップ」のような機能です。Appleでは「マイマップ」ではなく「ガイド」という名前で管理されます。
Appleマップでもオフラインマップが利用可能で、トラブル時に備えて地図データを端末にダウンロードしておけるのは安心感があります。
この機能も両アプリで使えるため、使いやすさは好みの問題です。ただし、Appleのアプリは操作方法がAppleの推奨する形式に従っているため、他のAppleアプリに慣れている人には使いやすいでしょう。
目的地が複数ある場合は、「ガイド」に登録しておくだけでかなり便利になります。
⌚️Apple Watch連携・その他様々な連携
ここまで比較してきて分かることは、両アプリの基本機能に大きな差はないということです。
現代の「インフラ」レベルのアプリは、定番機能については大差ありません。そのため、選択の基準は「ちょっとした違い」になってきます。
iPhone・iPadユーザーにとって、Apple標準アプリならではの利点をいくつか挙げてみましょう:
カレンダーに登録された住所から、スムーズにナビを開始できる
Apple Watchが振動で曲がるタイミングを教えてくれる
他のAppleアプリとの連携がスムーズ
こういった機能が日常的な動作として身体化されてくると、Apple製品の強みを実感できます。
また、デザイン面でもAppleマップは見やすく整理されています。地図アプリにとって「見やすさ」は重要な要素なので、これも選択の大きな理由になるでしょう。
この使いやすさは車の運転中に特に際立ちます。以前に書いた記事の話ですが、CarPlayでナビを使っているときに地図の縮尺が動的に変化してくれるのって、今までになかった機能でした。今でもその便利さは実感していて、こういう『自覚しづらい』見やすさ、というのがAppleマップの気に入っている部分だったりしています。iPhone使ってる人で、運転する人であれば、CarPlayは是非一度試して欲しいと思ってます。
CarPlayに関する記事は7年前くらいから数多く書いているので、よかったら是非この辺りの記事もご覧ください。
今の車はようやく「ナビなし」(ディスプレイのみ)を選択できるようになり、「カーナビはスマホで十分」という時代が現実のものとなりつつあると感じています。
👠編集後記:
毎月1本、お互いのニュースレターへ寄稿し合っています。私の書いたObsidianの記事も「✉️ナレッジスタック」で配信されているので、よかったらそちらも読んでみてください。
私自身、CarPlayを使っている影響もあって、最近はAppleマップしか使っていません。
正直6-7年前は、調べても全然目的地は出てこない(地図に登録されていない?)し、バスや電車の時刻も調べられないから使い物にならないと思ってGoogleマップを使っていました。
でも今では、Web検索結果から場所を見ようとするとGoogleマップがアプリを開かせようとしてくる挙動に、若干イライラしちゃう程度にはAppleマップ派です。
カレンダーの予定に場所が入った状態で、車に乗ると、勝手にこの場所への道案内するか?と表示される機能も、めんどくさがりな私にとっては結構嬉しい機能です。
ポイントは特に操作を必要としない点です。iPhoneを持って車に乗れば、勝手に目的地候補を車の画面に出してくれる。道案内を開始とすれば、目的地までナビしてくれます。
地味だけど、「いつの間にか手放せなくなってる」という点がAppleマップの魅力なのかもしれません。まんまとAppleに取り込まれているってやつです。