🌿こんにちは、はるなです。
今回は、ごりゅごさんの「Apple標準カレンダーの魅力」についてです。
iPhoneやiPadで使えるカレンダーアプリ、世の中にはたくさんの種類があります。皆さんはどんなカレンダーアプリを使っていますか?
紙の手帳を使っている人でも、カレンダーアプリを全く使わないという人は少ないと思います。それくらいデジタルカレンダーは便利で、多くの人にとって使いやすいのです。
📅20年前のことでもデジタルカレンダーなら見返せる
ここ数ヶ月、メールアプリやパスワードアプリなどのApple標準の様々なアプリを紹介しています。今回はそんな標準アプリを取り上げるシリーズとして、Apple標準のカレンダーアプリを選びました。
Gmailと同じく、個人で予定を管理する場合、Google カレンダーを利用している人が多い印象ですが、ごりゅごはわりと長いことApple標準のカレンダーアプリを使い続けてきました。確認できる範囲で一番古いイベントを探してみたら、一番古いもので2006年の7月のものが見つかりました。
正直、この時期に実際どの程度カレンダーアプリを使っていたかの記憶は曖昧ですが、一応この頃からなんらかの予定確認に「デジタルのカレンダー」を使っていたのでしょう。
面白いのが、20年近くも前のことになると、それがいつのことだったかという記憶すら曖昧になってくるんですが、それでもカレンダーに書いてあった予定を見返せばかなりのことは思い出せるんですよね。
紙の手帳なんかでもこれと同じことは言えるんですが、日記が書けない、続かないことで悩んでいる人は「予定を書いておくだけでもいい。それは将来は日記として機能する」と考えれば、今後は手帳や日記、カレンダーに対する向き合い方も変わってくるかもしれません。
デジタルカレンダーは「もはや何を使っても十分便利」
で、そういう前置きを踏まえて、Appleのカレンダーの話です。
記事をご覧の皆さんは「予定」をどうやって管理しているでしょうか?
Googleカレンダーを使ってるという方もいれば、会社の業務管理システムにカレンダーが組み込まれている方、デジタルより直感的な紙の手帳で予定を管理する、というタイプの方もいるでしょう。うちの両親なんかは、それなりにスマホは使えているんですが、予定は未だに壁掛けのカレンダーに直接記入、という方法を使っています。
当たり前のことかもしれませんが、当人がうまくスケジュールを管理できていて、他人に致命的な迷惑をかけていないのであれば、方法なんてなんでもいいんです。
とはいえ、一応今回のテーマは「デジタルのカレンダー」であり、ここではAppleのカレンダーアプリについて話をしようとしています。
じゃあ、ごりゅごがAppleのカレンダーアプリを選んだ積極的な理由がなにかあるのかというと、実はそこまで深い理由はありません。
どちらかというと、今どきのカレンダーアプリは「何を使っても十分便利」です。
だから、Appleエコシステムに組み込まれたAppleカレンダーは、いちばん面倒なことが少ない。よっぽど強いこだわりがなければこれで十分、という感じです。
カレンダーをiPhoneでもiPadでもMacでも使うことが多くて、全部初期状態でアプリがインストールされていること。カレンダーのデータは基本的に端末内に同期されて保存されること(ブラウザでカレンダーを表示するのが好きではないから、アプリが欲しい)それぞれどの端末でも「大体同じ使い心地」になること。
こういう手軽さが、Apple標準カレンダーを使う一番の理由。
特にiPhoneアプリでの月表示でようやく「月表示で予定が一覧できる」ようになったことで、iPhoneでの使いにくさも解消。これならもうみんなAppleの標準のやつ使えば十分じゃん、と強く思うようになりました。
他には、これもまた消極的な理由ですが「Appleのカレンダーアプリは消えてなくなる可能性が低い」ということ。
ごりゅごは、過去に何度かお気に入りのカレンダーアプリが「買収によって消える」だとか「アプリが長いことアップデートされなくなる」という悲しい体験をしています。
こういうのもまた「標準しか使わない」と考えるようになった理由です。
なんだかんだ「ちゃんと更新し続けられる可能性が高い」「買収されようがない大手アプリ」というのは大きいですね。Staccalが長らくアップデートされなかったこと、Sunrise Calenderがなくなってしまったこと。こういうことで無駄に心が揺るがされることがなくなったおかげで、もっと本質的なことに目を向けることができるようになりました。
よっぽど特別なこだわりがないのであれば、大抵のものはiPhoneに最初からインストールされてるやつを使えばいい。そんなことも言えるのかもしれません。
けっこうたくさんある「デジタルならではの機能」
その上で、今のカレンダーアプリは実際どのくらいのことができるのか。
細かな機能を全部紹介すると終わらないので、個人的に自分が気に入っている「デジタルならではの便利な話」をいくつか紹介したいと思います。
繰り返し入力
まず、Appleのカレンダー(デジタルのカレンダー)は、予定の繰り返し入力ができる。これは、当たり前のことながら「デジタルだからできる」便利なことです。
紙なら毎回手帳に書かないといけない繰り返しの入力。これが不要になる。こんな程度でもちゃんと「紙より便利」な重要なポイントです。
繰り返し設定も、現在はかなり細かいことまで設定できます。
気がつけばいつのまにか「第3金曜日」だとか「最終土曜日」なんていう高度な繰り返しも、標準カレンダーで設定可能。毎月最後の平日、なんてことも繰り返しで設定できるので、日本の社会生活における決まった繰り返しタスクならば「できないことはない」ように感じました。
予定にメモや資料をつける
その他に、デジタルのカレンダーは「予定」にメモや資料を添付しておくことができます。
たとえば子供の学校行事なんかでも「運動会のプログラムを運動会の予定に貼り付けておく」ことで資料を管理する。こうすれば、メモやファイルをどこにしまっておくか、という問題のかなりの部分をカレンダーを使って解決できます。
決まった予定に必要な資料を管理する最強の方法は「カレンダーに資料を貼っておく」なのです。
地図をつけて通知やナビと連携
あとは、これまたカレンダーの情報として記録できる「住所」
住所をきちんと設定しておいてあげると、自動的に「現在地から到着までの時間」を計算してくれて、移動が必要な時間になったら通知してくれる、なんて機能もあります。(何分前に通知するかとか、移動は車なのか電車なのかも選んでおける)
移動時間の通知に関しては、なんだかんだちゃんと余裕を持って移動することが重要だとは思いますが、カレンダーに予定を登録しておくと、カレンダーからそのまま地図アプリの目的地を起動できたり、地図を開いた時に目的地の候補としてその場所が出てくるので、目的地設定が非常にスムーズになります。
もちろん基本的に連携できるのはAppleの地図アプリですが、現在AppleのMapは(すくなくとも私が使う限りは)Google Mapに劣ることはなく、ほぼ「好みの問題」といえる程度の違いしかありません。
そのうちこの「標準アプリ紹介シリーズ」で地図アプリを紹介する機会があれば、これもまた詳しく紹介したいと思います。
家族に「必要な情報だけ共有」
そしてなによりも、デジタルのカレンダーを使う最大のメリットは、やはりなんといってもカレンダーの情報を家族などと共有できることでしょう。
紙ならば、物理的にコピーでもしない限り家族間で予定の共有などは不可能だし、仮にコピーをしていたとしても、リアルタイムの変更には追従はできない。
デジタルならば「自分だけの予定」も「家族みんなの予定」も「子供の予定」も、それぞれカレンダーを作って共有しておけば、それだけでみんなの予定の確認はオーケー。
だからといって運動会の予定はカレンダーに書いておいたからもうコミュニケーション不要、というわけではなく「来週は運動会だねー」なんて会話こそが重要なのは変わりません。
ただ、子供の運動会の予定は「家族の誰かが記入しておいてくれれば予定のバッティングが起こる可能性が低くなる」
そういう、悲しい不幸、コミュニケーションの苦労を「減らしてくれる」こと。
デジタルツールの意義と価値というのは、こういう悲しいこと、不必要な苦労を減らすためにあるのではないかと思います。
ということで今日は「Apple標準のカレンダーアプリで十分満足している」というお話でした。
👠編集後記:
毎月1本、お互いのニュースレターへ寄稿し合っています。私の書いたObsidianの記事も「✉️ナレッジスタック」で配信されているので、よかったらそちらも読んでみてください。
iPhoneやiPadで使えるカレンダーアプリも世の中にはたくさん存在します。
私自身も少し前までは、Calenders 5とFantasticalというカレンダーアプリを使っていましたが、現在iPadでは標準カレンダーアプリしか使わなくなりました。
理由は簡単で、アプリのアップデートにより、Apple標準カレンダーでできることが増えたからです。リマインダーの項目がカレンダー上で表示できるようになったり、自然言語による賢い予定入力ができたり、イベントにファイルの添付ができるようになったことで、サードパーティー製のカレンダーアプリを使うのをやめました。
今後、Apple Intelligenceへの対応などを考えていくと、標準アプリを使っていた方が便利なことが増えることは間違いありません。