こんにちは、はるなです。
Appleスペシャルイベント「Spring Loaded」で発表された内容(主にiPad関連)についてまとめてみたいと思います。
上記URLからAppleスペシャルイベントのアーカイブ動画も見れます。Apple TVスタッフが製作している動画なので、映画並みのクオリティです。
iPadの発表だけ見たい人は最後の20分を見てもらえればOKです。字幕設定もできる(リアルタイム翻訳じゃないから字幕の日本語クオリティもめっちゃ高い)のでおすすめです。
Appleスペシャルイベント「Spring Loaded」で発表されたもの
Apple Card Family
Podcast
4種類の新製品と、2種類の新色が登場しました。今回は発表直後に販売開始の製品はなく、4月23日21:00からAirTagとiPhone12の新色パープルが予約開始されます。残りの製品(Apple TV 4K / M1 iMac / iPad Pro with M1 / Magic Keyboardの新色ホワイト)は4月30日21:00から予約開始で5月後半に発売予定となっています。
M1チップ搭載の新しいiPad Pro登場
昨年登場したMacbook Pro、Macbook Air、Mac miniに搭載されたM1チップがiPad Proにも搭載されました!あとは噂どおり12.9インチモデルのみミニLEDのLiquid Retina XDRディスプレイになりました。
ちなみにiPadの発表はスパイ映画みたいな映像からスタートします。スパイがM1チップを盗みに入って、iPadに入れちゃうみたいな映像です。新製品発表会のためだけにわざわざこんな映像作ったの?え??映画ちゃうの?ぐらいクオリティ高いので、ぜひこの部分だけでも見てみてください。
THE・スパイ映画な展開が待ってるので、ぜひ!(イベント動画の0:36:30あたりから見てもらったら見れます)
M1チップでパフォーマンス向上
前モデル(2020年3月発売のiPad Pro)のA12Z Bionicチップ→M1チップになって、CPUが50%高速化、GPUパフォーマンス(グラフィック)も40%強化。さらにストレージの速度も最大2倍に高速化。
Affinity Designerで複雑なオブジェクトを編集、Shapr3Dで3Dのレンダリング、LumaFusionで4Kビデオにエフェクトをかけるなど、まぁまぁ高負荷な作業もサクサクできるよ!みたいな動画が流れてました。
ストレージ速度の高速化は、新たに2TBモデルが登場した=写真とか動画のファイルサイズが年々大きくなってきている→データの読み書きが速くできないと困る、といった感じかなと思います。(ストレージ容量:128GB / 256GB / 512GB / 1TB / 🆕2TB)
とにかくM1チップすごい。その凄さは去年のM1 Macで証明済なので、iPad Proに同じものが入ってるってほんとすごい。Apple Pencilの使えるMacになった。
メモリは8GBと16GB
以前からiPadのストレージ容量によってRAM(メモリ)サイズが違っていた(Apple公式発表はないけど調べたらどうも違うって感じ)のが、今回は公式にアナウンスがありました。M1チップの詳細のところに、128GB〜512GBモデルは8GB、1TBと2TBモデルは16GBとなっています。
我が家には、M1チップ搭載Macbook Air(8GB RAM)とMac mini(16GB RAM)があって使っているんですが…正直M1チップの能力が凄すぎて8GBと16GBでそんなに違いが感じられません。「4K動画をゴリゴリに編集する」みたいな使い方をする人以外は8GBで十分じゃないかなというのが個人的な感想です。
USB 4規格のThunderboltポートに進化
見た目は変わらないけど、ポートの規格も大幅に性能アップ。(USB-Cケーブル挿してたところ)USB 4規格のThunderboltになって最大40Gbpsの高速データ転送が可能になりました。
つまり6Kで外部ディスプレイに映像を表示・再生なんかもできる。(現状6Kで表示できるモニターは60万するPro Display XDRくらいだけど)
iPad Pro 12.9インチモデルのみLiquid Retina XDRディスプレイ
12.9インチモデルのみ噂通りのミニLED化がありました。以前のiPad Proで使われていたのが72個のLED→そこからミニLEDになったことによってLEDの数が10000個に増えました。さらに2500以上のローカルディミングゾーン(個別に明るさとかが調整できるエリア)に分割することによってコントラストを高めています。
■ もしもミニLEDディスプレイのiPad Proが登場したら何が変わるのか?(4/15)
LEDの数が増えると予想はしてたけど、72個から10000個(体積が120倍以上小さいミニLED)になったって数字で見たらなんかすごい体験ができるデバイスになってるんじゃないかと期待してしまいます。
11インチのiPad Proの最大輝度600ニトに対して12.9インチは最大輝度1,600ニト(標準1000ニト)の明るさ。明るくなった分、明るいところはより明るく黒い部分はより暗く表現できる100万:1のコントラスト比を表現できるバケモノディスプレイになりました。同じ性能のディスプレイが60万円で売ってるって考えたらiPad Pro 12.9インチモデルめちゃくちゃお得な感じがしてきます。
10000個のミニLED+極薄の特別設計の光学フィルムと光拡散フィルムによって「Liquid Retina XDRディスプレイ」が構成されてるみたいです。
ただしiPad Pro 12.9インチモデル本体の厚みが5.9mm→6.4mm(0.5mm厚く)、重さも641g→682g(41g重く)になっています。(11インチモデルはサイズは変化なし、重さは471g→466gと5g軽くなってます)
11インチのLiquid Retinaディスプレイ
2,388 x 1,668ピクセル解像度、398万ピクセル
P3の広色域
あらゆるものが見やすいTrue Tone
ProMotionのアダプティブリフレッシュレート
反射防止コーティング
最大輝度600ニト
12.9インチのLiquid Retina XDRディスプレイ
2,732 x 2,048ピクセル解像度、560万ピクセル
P3の広色域
あらゆるものが見やすいTrue Tone
ProMotionのアダプティブリフレッシュレート
反射防止コーティング
1,600ニトのピーク輝度(HDR)
1,000,000:1コントラスト比
フロントカメラが12MPのウルトラワイドカメラに進化
アウトカメラはスペック的に変化なしですが、フロントカメラが7MP→12MPの122度超広角カメラになりました。センターフレーム機能が新しく追加されていて、超広角カメラと機械学習を使って、映っている人が動き回ってもちゃんとフレーム内に入るように自動で調整してくれます。
5G対応
iPhone12に続きiPad Proも5G対応です。ただし日本で発売されるモデルはミリ波非対応(sub-6GHzのみに対応)になります。
新しいiPad Proのまとめ
パッとみた感じ見た目に大きな変化はありませんが、2018年モデルから2020年モデルへのアップデートに比べて2020年から2021年は内部スペックがめっちゃ上がってます。
2018年モデルを使っている人は買い替えもおすすめ。悩ましいのは2020年モデルの人なんですが…多分これ性能めっちゃ上がってるんで経済的に余裕があるなら買い替え、そうじゃない人はとりあえず発売してから実機を触って考えるのがいいのかなと思います。
どっちにしても、本体スペックに見合うiPadOSやアプリがまだ全然揃ってないってところが悩ましいです。本体スペックだけやたら高くても、それを活かせるアプリやOSがなかったらもったいないだけって感じもするので、買い替えるのはその辺りが整って、本体スペックを十分に活かせるようになってからでも遅くないと思います。
使用用途によってはiPad Proが完全にオーバースペックになる人が多いと思うので、そういう人にはiPad Airもありなんですが、iPad「Pro」と名前の付いているモデルを過去に使用していた人がiPad Airに買い替えるとリフレッシュレートやベゼルの太さなどが気になるかも。
iPad Proを金額だけで見ると決して安くはないんですが、あのコンパクトな本体に詰め込まれたすごい技術を考えたら…安いんじゃないか?と思えてくるのがAppleマジックです。(特に今回の2021年モデル)
新しい技術を体験してみたい!って気持ちが強い人なら2021年モデルiPad Proはすごくおすすめできると思います。
あと、この写真を見ると(左:新しいM1 iMac / 右:iPad Pro+Magic Keyboard)今のiPad Proの姿がほぼ完成形なのがわかるような気がします。(iPadの姿を後追いするMacみたいな構図に見える)
第3世代のApple Pencilの発表はありませんでしたが、Magic Keyboardの新色(ホワイト)が出たりして(例えM1チップは同じでも思想的にiPadとMacは別物なんだけど)Apple Pencilが使えるMacみたいな感じで使うユーザーがもっと増えることは嬉しいかな。
あとはデバイスのスペックに釣り合うiPadOSとかアプリの更なる進化に期待です!
新型iPad Proは4月30日から予約開始で、価格は11インチモデルが9万4800円〜、12.9インチモデルは12万9800円〜となります。発売は2021年5月後半の予定です。
新しいiPad Proは11インチを購入しようと思ってたけど、iPadの画面サイズでXDR体験してみたくって…やっぱり12.9インチにしようか迷っています。今でも十分きれいなiPad Proのディスプレイがどれくらい変わるんだろう?(人間が知覚できるコントラスト比は1兆:1とされているので100万:1だとそんなに変わらないのかもしれないけど)
去年2018年モデルから2020年モデルへの買い替え時とは違って、ちょっぴりワクワク度が大きいiPad Proの発表になりました。
自分には使いこなせないスペックかも?
ProとAir以下の差が明確になり
用途で選び易くなるかも?
オーバースペックと思いながらも
しばらく経つと当たり前になる?
アプリとOSに期待ですね
個人的にはスクリブル対応言語に
Japaneseが無いやん!って思いました
(しつこいですが)
今回の新型はストレージによってメモリが8GBか16GBに分かれますが、
使用感に違いってあるものでしょうか?
パソコンだと複数アプリを立ち上げてるときに16GBないと動きが遅くなるときがありますが、
iPadは動きの遅さを感じたことがないので。
バッテリー持ちが悪くなったので買い替えたいところですが、proは高くて・・
ペンの描き心地(特に漢字)を考慮するとproしか選択肢がないので、良くできた商品構成ですよね。