こんにちは、はるなです。
少し前に「TWDW」というイベントのトークセッショングラレコを2つ描きました。
こちらはオンライン開催のイベントだったんですが、miroというオンラインホワイトボードサービスを活用して複数のグラフィッカーがグラレコをしました。
今回参加されていたグラッフィカーの多くがiPadを使用されていて、iPadってグラレコにもとっても相性がいい道具なんだなぁと改めて実感しました。
実際、私もiPadとApple Pencilの組み合わせで使うようになってから、イベント参加時にグラレコ(グラレポ)を書くようになりました。
アナログの紙とペンを使うメリットもたくさんありますが、デジタルならではの使い方や練習方法などもあるのでその辺りを少しまとめてみます。
と言うことで、今週のNewsletterでは、iPad Workersで8月29日に投稿した「グラレコの練習方法」をご紹介します。
iPadを持ってから、グラレコ (グラフィックレコーディング)という分野に興味を持つようになりました。
2020年8月に発売された「📘はじめてのグラフィックレコーディング」とその著者によるグラレコ講座がわかりやすかったで、その紹介と具体的な練習方法をまとめてみます。
🎥UI/UXデザイナー・くぼみさんに学ぶ はじめてのグラレコ 勉強会
※2020年12月現在もアーカイブ視聴可能です。
だいたいのものは○△□の組み合わせで描ける
グラレコ講座(有料・無料含め)をちょこちょこ受講していますが、だいたいの講座で「9割のものは○△□の組み合わせで描ける」と言われます。
「絵がヘタ」とか「絵が描けない」って苦手意識を持っている人でも、「組み合わせのパターン」さえ覚えてしまえば意味が伝わる絵は簡単に描けます。
グラレコといったビジュアルシンキングで必要なのは「本物に似せた正確な描画」よりも「自分や人にちゃんと伝わる絵」になっていることが重要です。
ビジュアルシンキングのメリット
グラレコの土台となっているビジュアルシンキングとは、「ビジュアルの力を借り、問題を考える」行為のことです。
ビジュアルシンキングのメリットはこういうところです。
複雑なものごともシンプルに抽象化できる
情報整理・全体俯瞰が得意
自分以外の人にも伝えやすい
頭の中のごちゃごちゃした思考も、絵にするとすっきり整理されるのでおすすめです。
伝わる図の練習方法
最初のテーマに戻って、「○△□の組み合わせで描ける」の具体的な練習方法について。
例えば「ノート」を○△□の組み合わせで描いてみたい場合、Googleの画像検索で「ノート アイコン」「ノート ピクトグラム」と検索して、検索で出てきた画像を真似して描きます。
iPadならSplit Viewで参考画像も簡単に取り込めます。
実際に真似する際には、出てきた画像の中から○△□を見つけて、そのパターンで置き換えて描くのがポイントです。
(ピクトグラム(pictogram)というのは「絵文字」「絵単語」などと呼ばれる情報や注意を促すための記号の1つ。駅や空港などでよく見る記号をイメージしていただけるとわかりやすいと思います)
こういったアイコンやピクトグラムは、検索で出てきたものをそのまま真似して、組み合わせのパターンを覚えてしまうのが一番の練習方法(上達方法)です。
画像検索から○△□の図形を見つけて(意識して)、パターンを覚えてしまえば、伝わる絵が描けるようになります。
まとめ
○△□の図形なら、絵が下手だという人でも問題なく描ける人が多いんじゃないでしょうか?
伝わる絵として大事なのは「リアルさ」よりも「人がもっているイメージ」だと思います。
例えば今の時代「電話をする」場合、多くの人は📱スマホを使いますが、アイコンとしては☎️電話の方が伝わりやすいです。
この話は、以前のニュースレターに投稿した、造形の一致じゃなくて印象の一致でみることが大切にも近い話なのかなと。
スマホの電話アプリなんかもアイコンは黒電話の受話器マークが多いですよね。Officeアプリの保存アイコンが長らくフロッピーディスクアイコンだったのも、「フロッピーにデータを保存する」イメージがあったからです。
「リアルに描く(再現度を高める)」のと「伝わる絵を描く」はイコールではないって知るだけでも、結構違いが出てくると思います。
もう少し具体的なiPadを使ったグラレコの書き方講座についてはセミナー動画を有料記事としてnoteで販売中です。
動画では人物の描き方やレイアウトの話などもしています。
Mac × iPad 制作現場でのiPad活用法の動画やKeynote資料、iPadで時間の可視化をする方法(予定管理やタスク管理の方法)なども含まれています。
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