🌱こんにちは、はるなです。
今日は、WWDC26の主な発表を振り返りながら、『iPadOS 27で何が期待できそうか』をまとめてみます。
WWDCは毎年6月に開催される開発者向けカンファレンスで、その年の新しいOSや機能の方向性が発表されます。デベロッパーカンファレンスなので、本来は開発者向けのイベントだったのですが、いつからか一般ユーザーも視聴するようなメジャーイベントになりました。
発表の場ではどうしても派手な新機能や見た目の変化に目が向きますが、実際にiPadを使う立場から見ると、いちばん気になるのは「何ができるようになるか」よりも、どういう使い方に変わっていくのかです。
WWDC26の主な発表内容
WWDC26全体を見ると、今年は新機能追加というより、AI・Siriの進化とOS基盤の安定がメインでした。
WWDC26イベントの大きなテーマは、3つです。
「Platform improvements」
「Trust and safety」
「Apple Intelligence and Siri」
「Platform improvements」
1つ目の「Platform improvements」は、Appleの各プラットフォームにおけるデザインの洗練、レスポンスの向上、および利便性を高める新機能が紹介されました。
iPhoneとiPadのアプリ起動が最大30%速くなる、AirDropの転送が80%速くなるなど、安定感を底上げするための改善がメインです。古いデバイスも含めて恩恵を受けやすい部分です。
デザインとUIの改善
Liquid Glassの進化: 透過度調整スライダーの導入と、視認性・深度の向上
一貫したUI: macOSでのツールバー統一、サイドバー拡張、アイコン鮮明化による操作感向上
パフォーマンスの最適化
高速化: アプリ起動最大30%、写真読み込み最大70%、AirDrop転送最大80%の高速化
CPUスケジューラの強化: パフォーマンス効率向上、iPhone 11等の旧デバイスでも最適化
検索機能の再構築: SpotlightやMailの検索がより正確・高速に
利便性を高める新機能
ネットワーク遷移: Wi-Fiとセルラー間のシームレスな切り替え
共有機能: iCloud共有アルバムへの他OSユーザー参加、フル解像度共有に対応
ヘルスケア: 周期に更年期サポートを追加
Apple Vision Pro: パノラマ写真の没入体験機能、MapsのFlyover機能強化
「Trust and safety」
2つ目の「Trust and safety」は、AIやOSを安心して使うための前提になる話でした。安全で信頼できるデジタル体験を子供たちに提供するための取り組み、ペアレンタルコントロールの強化拡大などです。
主な改善点と新機能
セットアップアシスタントの導入: 保護者が許可するアプリを段階的に選択・制限し、健全なデジタル習慣を構築
Ask to Browse: ウェブサイトアクセスにも保護者承認を要求し、全デバイスでシームレスに機能
コミュニケーションの安全性強化: ヌード画像に加え、暴力・グロテスクな表現を共有前に検知して介入
スクリーンタイムの再設計と時間制限: 年齢別の推奨利用時間設定や、学校など特定時間帯のアプリ制限を強化
Appleはこれらの機能を通じて、専門家の研究に基づく健康的なデジタル習慣の形成と、保護者による安全管理の向上を目指しています。
「Apple Intelligence and Siri」
3つ目の「Apple Intelligence and Siri」は、新しくなったSiriが各プラットフォームに登場するという話です。「Apple Intelligence」と、それによって大幅に強化された新しい「Siri AI」が発表されました。
Apple Intelligenceの基盤とアーキテクチャ
Foundation Models: Geminiの技術を活用した独自基盤モデル。オンデバイス処理とPrivate Cloud Computeを組み合わせて実行
システム統合: 個人コンテキストやアプリ内行動、画面上の情報を安全に連携
プライバシー: データ保存・共有を行わない設計でプライバシーを最優先
Siri AIの進化
会話能力の向上: 文脈を理解した自然な対話と、専用の「Siriアプリ」での履歴参照
視覚的インテリジェンス: カメラや画面の内容を理解し、その場で検索やタスク実行が可能に
執筆と編集: システム全体でテキスト生成、校正、トーン調整をサポート
アプリと機能の統合
Safari: 閲覧内容に基づくタブ自動整理と、自然言語でのウェブ要約・監視機能「Notify Me」
メール・メッセージ・カレンダー: 文脈を理解し、返信案提示や予定調整、情報抽出をプロアクティブに実行
ショートカットの自動化: 自然言語の指示だけで複雑な手順を自動組み立て
Image Playgroundと写真編集: 生成AIによる高品質画像作成と、写真アプリの「空間リフレーミング」機能
開発者向け情報
App Intents: 既存アプリをApple Intelligenceに統合し、Siriから直接機能呼び出し
Core AI Framework: 独自モデルをAppleシリコン上でローカル実行するための新フレームワーク
WWDC26の発表内容をまとめると、「OSとしての土台の底上げ」「安心して使えるAIの拡大」「Siriによる操作体験の刷新」の3つが大きな柱と言えます。
これらのアップデートが、次期「iPadOS 27」で私たちの日常やiPadの使い方をどう変えていってくれるのかが楽しみです。
iPadOS 27で期待できること
iPadOS 27でまず期待したいのは、Spotlightの使い道がもっと広がることです。
Spotlightの活用の幅が広がる
いまでもSpotlightは、アプリを探したり、ファイル名を入力して見つけたり、ちょっとした検索起点として便利です。ホーム画面のアプリを全く整理整頓しないので、個人的にめちゃくちゃ使ってます。アプリ起動のほとんどがSpotlightからです。
ここがさらにパワーアップするとしたら、ただの検索窓ではなく、行動の起点にできるのでiPadの使い方が変わると思います。
たとえば、目的のファイルをその場ですぐ探せたり、条件に合う資料や画像を絞り込めたり、検索結果からそのまま何かの操作を実行できたりすると、アプリの起動が省けるのでかなり楽です。
Siri AIアプリ
もうひとつが、Siri AIがアプリになることです。
Siri AIがアプリとして開けることで、会話履歴なども残ります。Slide OverやSplit Viewとも相性が良くなります。
ファイルを探してもらったり、ある条件のものを一覧にしてもらったり、何かのファイル操作を実行してもらったり、ちょっとした調べ物を任せたりと、自分の代わりに動いてくれるアシスタント感が強くなります。
📱iPadからPCのAIを操る!ChatGPTアプリのCodex連携
ネットワーク経由でPCのAIエージェントを動かさなくてもiPad単体でできるならそれに越したことはないです。でも結構制約がありそうなので、自由自在に…とはいかないと思ってます。わかってます。
地味めなアップデートほど、じわじわきく
私は、奇数バージョンのOSはどちらかというとマイナーアップデートの印象を持っています。派手な刷新というより、前回アップデート時の大きな変化の調整や、使い勝手を少しずつ改善したりする役割のほうが強い印象があります。今回のiPadOS 27も、今のところはその感覚に近いです。
とはいえ、マイナーアップデートだから価値がないわけではありません。むしろこういう地味めなアップデートの方が日常でじわじわ効いてきて、使用感は良くなることが多いです。
その一方で、AI機能は最新モデル寄りの対応になるはずなので、ここは今後もはっきり分かれていきそうです。
ということで今日は『WWDC26まとめ:iPadOS 27で期待できること』というお話でした。















