🐞 こんにちは、はるなです。
今回は、ごりゅごさんの「iPadで健康管理を始める」というテーマです。
みなさんは、Appleの「ヘルスケア」アプリを使っているでしょうか?
2023年のiPadOS 17からiPadでもヘルスケアアプリが使用できるようになりました。iPadの大きなディスプレイに合わせて設計されているので、サイドバー表示などもあり、データを見るならiPhoneよりもiPadのヘルスケアアプリの方が見やすいです。
今回は、そんなAppleの「ヘルスケア」アプリで健康管理を始める方法を、ごりゅごさんがまとめてくれているので、ぜひチェックしてみてください。
🩺 iPadで健康管理を始める
ここまで、メール、パスワード、カレンダー、地図と、様々なAppleの標準アプリを紹介してきました。もうそろそろ紹介できるような標準アプリってなくなったかなあ、って思ったんですが、今回またいいやつを見つけてしまいました。
今回取り上げるのは「ヘルスケア」アプリです。
ヘルスケアアプリは、元々はiPhoneでしか利用できなかったアプリです。その後、2023年(iPadOS 17)にiPad版アプリが登場し、iPadの大きな画面でヘルスケアアプリが利用できるようになりました。
2025年4月の段階では、ヘルスケアのMacアプリはありません。なので、自分の健康データを大きな画面で確認しようとすると、現状はiPadを使うしかないという、少し珍しく、面白い特徴を持ったアプリです。
❤️📊 ヘルスケアアプリはなにがよいのか
そもそも、ヘルスケアアプリって、実はあまりよく知られていないかもしれません。
まずはそれを簡単にざっと整理してみます。
スマートフォンの登場と、それに関連するデジタルデバイスが増加したことで「自分の健康」に関するデータは、スマートフォン登場以前には考えられなかったレベルで記録が残せるようになりました。
そしてこのデータというのは、ある意味で写真と同じくらい唯一無二のパーソナルなデータ。他人には頼ることができず、なくしてしまったら二度と取り戻すことができない貴重なデータでもあります。
これを、Appleのコア機能として整理、保存してやろう、というのがヘルスケアアプリの大きな目的です。
たとえばわかりやすい例で言うと「体重記録アプリ」
体重を記録できるアプリをAppStoreで探すと、無料で使えるようなアプリとか、物理の体重計と連動して体重を記録してくれるようなアプリなど、いろいろなアプリが存在します。
ヘルスケア登場以前は、こうした記録は「アプリで管理する」ことしかできませんでした。(csvで書き出すことができるアプリもあったが、少なくとも手軽とは言いがたい)
なので、使うアプリを変えたら過去の体重は見られない。これが原則でした。
ヘルスケアアプリはそれを変えてくれました。
アプリでなんらかのデータを計測したら、ヘルスケアアプリ「にも」データを記録してくれるのが、当たり前になっています。
もちろんそれは「Appleが決めた枠内のデータ」しか記録できないんですが、細かいこと抜きにすりゃ別にこれで充分、という記録が残せます。
ヘルスケアアプリが記録できるデータは非常に多様で、iPhoneやApple Watchから「勝手に記録してくれる」データも増えてきています。
iPhoneを持って歩いてるだけで歩数や歩いた距離、高低差なんてものを記録してくれるだけでなく、速度や歩幅、左右の足のバランスだとか両足が地面に着いてる時間(比率)なんてものまで記録してくれるようになっています。
Apple Watchを付けてれば、さらに心拍数やら血中酸素濃度やら睡眠の細かいデータなんかも残ります。
⏱️📈 自動で記録が残っていることに価値がある
ヘルスケアが特に素晴らしいのは、こうしたデータを「自動で記録しておいてくれる」ということです。
3年前のデータは、3年前に記録を残してなかったら取り戻せない。ある時ふとなにかのパラメーターに注目した時に、過去の記録があるとないとでは、わかることが全然違います
たとえば、ごりゅごは最近「心肺機能(VO2MAX)」というパラメーターをやたら気にするようになったんですが、ヘルスケアを振り返ってみると5年くらい前の記録が(いつのまにか)残ってました。おかげで、1ヶ月2ヶ月という短い期間ではなく、5年という長いスパンでの変化を確認できます。
結局、ヘルスケアアプリなんて、そんな毎日しょっちゅう見るようなものでもないし(ごりゅごは毎日見てる)、無理に「健康オタク」なんて目指す必要はありません。
ただ、自動で記録が残っていると、健康面での不安が生じた時、ダイエットを決意した時など、健康を意識する時にめちゃくちゃ役に立ちます。
だから、たとえば体重計を買う場合は、きちんと『ヘルスケアと連動できるアプリ』が使える体重計を探したほうが便利だし、きちんと「ヘルスケアにも記録を残す」という設定をしておいた方がいい。
そもそも「高級腕時計」を目指していたApple Watchも、健康志向ツールに方向転換をして「命を助ける道具」としてアピールされるようになってきています。
日頃から、健康を意識しすぎるのは疲れる。でも、気になった時には過去に遡って「健康データ」が確認できる。
その核になるのが、きちんとデータを残しておいてくれる「ヘルスケア」アプリなのです。
なお、これらの記録はiCloudを使ってバックアップができるんですが、これを使ってるとそのうちiCloudの有料契約がしたくなる、という点もお伝えしておきます。
5年以上ヘルスケア記録を残してるごりゅごでも、iCloudで同期してるヘルスケアデータは300MBくらい。10年くらいなら無料枠でも大抵の人は問題ないように感じますが、以前お伝えした「iCloud+」とか、パスワードとか、そういうものを使ってると、だんだん「有料のiCloud」が便利になってくるんですよね。
そこもまた、Appleは上手だなあ、と思います。
こういう過程があって、我が家では、2TB × 2のiCloudを契約し、毎月けっこうな金額をAppleに払い続けるようになっています。
ということで今日は「ヘルスケアアプリは、自動で記録が残っていることに価値がある」というお話でした。
👠編集後記:
毎月1本、お互いのニュースレターへ寄稿し合っています。私の書いたObsidianの記事も「✉️ナレッジスタック」で配信されているので、よかったらそちらも読んでみてください。
ヘルスケアアプリ、私の場合は周期記録をつけるタイミングでしか開くことがないので月に1回程度です。
就寝時にApple Watchをつけているので、自動で睡眠時間や安静時心拍、手首皮膚温などが記録として残っています。
意識せずともデータが残り、いざという時に頼れるのがヘルスケアアプリの強みです。自分の身体の記録が未来の安心につながると思うと、結構価値のあるデータなんだなと感じます。
ヘルスケアとフィットネスのデータは、iPad、iPhone、Apple Watch、および対応する他社製アプリやデバイス間でシームレスに同期できます。自動で記録されるデータ以外にも、“心の状態”など、自分で感情や日々の気分を記録することも可能です。