👋 こんにちは、はるなです。
今日のテーマは「Apple標準カレンダーで予定を再利用するコツ」についてです。
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🔁 なぜ同じ予定を入れるのが、こんなに面倒なのか?
「定期的にあるけど、曜日や日にちが都度変わる予定」ってありませんか?
たとえば、通院や習い事の予約。だいたい同じ時間に行くけれど、日付や曜日は毎月ばらばら。このような予定は、前回のカレンダーイベントをコピーして、日付だけ変えて再利用できると便利です。
Macではそれが簡単にできます。予定を選んでCommand+C→Command+Vで完了です。
ところが、iPhoneやiPadの標準カレンダーアプリだと、これがなぜかとてもやりにくいんです。
月表示だとイベントを長押ししても「コピー」が出ない
予測候補に出てくる項目が数年前レベルで過去のイベント
コピーしても、予定時間が反映されない(0時からになる)
去年くらいからカレンダーアプリは、Apple純正のカレンダーアプリのみを使用していますが、この不定期ながら繰り返される予定の入力が唯一の悩みの種でした。
位置情報に基づいた移動時間も自動計算されるし、リマインダー項目の追加や表示もできるようになったから、無料で使えるカレンダーアプリとしてはかなり優秀なのに。
色々試していたら、iPadやiPhoneでも予定をコピーして、元の時間帯を反映した状態でペーストできる方法を見つけました。今日はその方法を共有します。ただし、全体的に操作難易度★★★くらいです。(★5がMAXとして)
🤏 iPadでカレンダーの予定をコピーする方法
Macではキーボードショートカットを使って簡単にカレンダーの予定をコピー、ペーストができます。予定を選んでCommand + C → Command + Vで完了です。
iPadやiPhoneの月表示では、イベントの移動はできますが、長押しメニューが表示されません。
月表示で、日付のマスをダブルタップすると、日表示に切り替えできます。
日表示や週表示に切り替えると、イベントの長押しメニューが表示されます。
この長押しメニューから「複製」をタップすると同じイベント名、同じ時間、同じ日付のイベントが複製されるので、複製後のイベント編集から日にちを変更します。
これが画面遷移や操作の手間は増えますが、最も安定して操作できるイベントのコピー方法です。
iPadでの3本指ジェスチャーでコピー
iPadやiPhoneでは、3本指のジェスチャーでコピー&ペーストができます。
3本指でピンチクローズ → コピー
3本指でピンチオープン → ペースト
3本指でタップ → 上にメニュー(コピー・カット・ペーストなど)
この動作は、テキストだけでなく、カレンダーのイベントも対象です。ただしカレンダーアプリの性質上やや難易度が上がっています。
この方法なら、先ほどできなかった月表示の画面でイベントをコピーできます。ただし、イベント詳細の表示されているウィンドウ以外のところに触れてしまうと失敗するので、上部のイベントタイトルあたりのところを3本の指でそっとタップします。
3本指でタップするとiPadの上部にメニューが表示されるので、そこからコピーをタップ。
2段階になるのが嫌な人は3本指でピンチクローズ(キュッとつまむ動作)でもコピーができますが、さらに難易度は上がります。
コピーしたイベントのペースト方法
ペースト方法も複数あります。
新規イベントを作成すると、クリップボードのイベントが表示されるのですが、なぜか開始 時間は反映されません。
イベントの時間も反映させたい場合は、ペーストしたい日付部分のマスを3本指タップ。
上部に表示されるメニューからペーストを選ぶと、コピーしたイベントの時間も反映された状態で貼り付けできます。
これらの操作、iPhoneでも同じようにできることは確認しましたが、画面サイズが小さすぎて失敗率が高かったです。愛用しているiPad miniでもかなり微妙なところです。ピンチオープンとピンチクローズの操作でやろうとすると、私でも成功率6割くらいでした。
とりあえず、キーボードなしのiPadでも、特定の操作をすれば、イベントをコピーして再利用できることがわかりました。
イベント入力時の予測候補が賢くなれば
そもそも、こんな難しいことをしなくても、イベント登録時の予測変換が賢く入ってくれればいいのでは?という話ではあるのですが、私の環境では実質使い物にならない状態でした。なぜなら候補として表示される予定がめちゃくちゃ古いものだから。
Appleのカレンダーアプリは、予測候補の表示順が古い順ではないか?というのが五藤家での結論です。
つまり古い予定を読み込んでいるから、予測候補として出てくるイベントが昔のイベントになっているのでは?という仮説です。そこで、実験として同期するカレンダーイベントを全てから6ヶ月に変更してみました。
「設定」>「カレンダー」>「同期」の項目を変更。
少し待つと、同期イベントが反映されていきます。これで、最近の予定から候補が出るようになり、昔の予定が候補に出にくくなりました。
ただし予測候補で入力されるのは、クリップボードからの貼り付けと同じ、イベント名、場所、カレンダーの種類などは反映されますが、時間は反映されません。なぜなのか。
📅 iPadのカレンダーアプリ
Appleのカレンダーアプリは、リマインダーやマップとの連携、移動時間の自動計算など、機能面ではとても優秀なアプリです。
📅シンプルだけど最強?Apple標準カレンダーが手放せない理由
ただ、「過去の予定を少し変えてまた使いたい」という一番シンプルなニーズに、なぜか応えてくれない場面が多々あります。普通に月表示でイベントのコピーとペーストが時間も含めた状態でできたらそれだけでOKなのに。そんなに難しいことではないと思うのですが、今後のアップデートに期待したいところです。
時間帯が同じ予定を複製するケースってマイナーなんでしょうか?私はどちらかというと、同じ時間で曜日や日付が変わることの方が多いです。
今回、紹介したのは大きく3つの方法です。イベントを複製して詳細画面から日付を変更する方法。これなら手数は増えるけど確実に時間や場所もそのままの状態で日付だけを変更できます。
2つ目は、3本指ジェスチャーを使ってコピー&ペーストする方法。今までできないと思っていたけれど、特定エリアでジェスチャーすれば、時間もそのままペーストできることがわかりました。ただし操作方法としての難易度は高めなので、もう少しスムーズにできる操作法があったら嬉しいなという感じ。
最後は、予測変換の精度を上げるためのハックとして、カレンダーの同期イベント期間を短く設定しておくというもの。期間を短くしたからといって過去の予定自体が消えるわけではないので、当面はこの同期期間を半年間にして運用してみようと思います。
なんで1年がないんだろ……?
ということで今日は「Apple純正のカレンダーでイベント予定をコピー&ペーストするコツ」というお話でした。
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