第08回は「単機能アプリから超高機能アプリへの移行」についてです。AdobeのiPadアプリ「Illustrator Draw」と「Photoshop Sketch」が7月19日にApp Storeから削除されることになりました。
今後は「Adobe Fresco」を使ってね!ということみたいです。Adobe Frescoはベクターとラスターの描画機能が両方使えるアプリで、Illustrator Draw と Photoshop Sketch のすべてのプロジェクトは、Adobe Fresco に自動的に移行されます。
■ Adobe Illustrator DrawとPhotoshop Sketchが提供終了(6/25)
iPad活用のヒントになる情報をお届けする「🎧iPad Workers Podcast」
毎週、木曜日配信予定のポッドキャスト番組です。
リクエスト・感想などは #iPadWorkers のハッシュタグを付けてツイートお願いします。
ポッドキャストアプリへの登録方法などはこちら:🎧 iPad Workers Podcast
iPad自体の性能がアップしたのでアプリもどんどん高機能に
iPad本体のマシンスペックが年々上がっているので、それに合わせてアプリ側もどんどん多機能で高機能になってきています。
高機能になって、できることが増えることは嬉しい反面…ツールやメニューの数がどんどん増えて、操作はどんどん複雑になってきています。
例えばAdobe Drawはベクターデータが手書きで簡単に作成できるドローイングアプリでした。ブラシタイプも5種類だけで、あまり細かな設定はできませんでしたが、ペンの種類と色を選べばサクッと描けるような簡単アプリでした。
対してiPad版Illustratorは、iPadでも操作しやすいように工夫されたUIになっているとはいえ…Adobe Drawに比べると、ツールの数も多いし、設定できるオプションもとても多く操作がやや複雑になっています。
1つのアプリで全部か?単機能アプリを組み合わせるか?
ある程度、操作に慣れている人なら1つのアプリで全部できる方がいいと思います。ですが初めてiPadを触るような人ならどうでしょう?たくさんツールがあってもどのツールで何ができるのかわからないかもしれません。
つまりアプリが多機能で高機能である方が必ずしも使いやすいとは言い切れないのです。
その辺りのバランスが上手いなと思っているのがProcreateです。Procreateは10年前からある老舗アプリですが、初期の頃からツールの数はそんなに変わっていません。機能はかなり追加されているので、ボタンを押せばオプションがたくさん表示されますが、右上に表示されているツールボタンは5種類でとてもシンプルです。
左から「ブラシ」「ぼかし」「消しゴム」「レイヤー」「カラー」です。iPadを初めて触る人でも、Procreateは初見で使えるのにはこの辺りに理由がありそうです。
AdobeやAffinity系の超高機能アプリが少し使いづらいなと感じている人は、単機能だけどシンプル操作で使えるアプリを何個か組み合わせて使う方法もあると思います。
☕️1on1 iPadTalk
こんなことやりたいんだけど、どんなアプリが向いてる?などなど。iPad・iPadアプリについて気軽に相談できる「iPadTalk」よければ下記ボタンより予約してください。
「iPadTalk」は誰でも申込可能です。聞きたいことがある場合は申し込み時にコメント記入してください。
※相談内容(音声)はiPad Workers Proメンバー限定公開のエピソードで配信される場合があります。
🎧 単機能アプリから超高機能アプリへの移行