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#160:「さまたげ低減」を使ってみたら、通知地獄から解放された
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#160:「さまたげ低減」を使ってみたら、通知地獄から解放された

本当に必要な通知だけが届くApple Intelligenceな集中モード

👋 こんにちは、はるなです。

今日のテーマは「新しい集中モード『さまたげ低減』」についてです。

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🔔 新しい集中モード「さまたげ低減」

作業している時、通知に気を取られてしまうことってありませんか?

そんな時、私たちの集中力を守ってくれる機能が、iPadOS 18.4で登場しました。「さまたげ低減」という新機能です。

この機能、簡単にいうと“本当に必要な通知だけをちゃんと見せてくれる”という新しい集中モードです。従来の「おやすみモード」や「仕事モード」のように、通知そのものを完全に遮断するのではなく、「これはきっと大事な通知であろう」と判断した通知だけを目立たせてくれるんです。

Apple Intelligenceを活用していて、通知の中身や文脈を理解した上でフィルタリングしてくれます。

たとえば「子どもが早退します」という学校からの重要な連絡は見逃さないけれど、「〇〇アプリがセール中です」のような広告通知はスルーしてくれます。

従来の「通知の要約」が通知を束ねるだけなのに対し、さまたげ低減は通知自体を選別してくれる点が大きな違いです。 

これが使ってみると非常に快適でした。現在、寝ている時以外は常に「さまたげ低減」モードで運用しています。

ただし、これはすべてのiPadやiPhoneで使えるわけではありません。Apple Intelligenceに対応した端末でしか使えない機能です。

  • iPhone 15 Pro / 15 Pro Max、iPhone 16シリーズ

  • M1以降のチップを搭載したiPad(M1, M2, M3, M4)

  • iPad mini A17 Pro(第7世代)

🎉 iPadOS 18.4新機能まとめ - Apple Intelligenceがついに日本語対応!

でも、もし対応端末を使っているなら、絶対に試してみてほしい機能です。

さまたげ低減モードの特徴

Apple Intelligenceが通知の内容と緊急度を判断し、「今すぐ見るべきもの」だけを画面に出す新しい集中モードが「さまたげ低減」(英語名 Reduce Interruptions)です。

  • 通知の優先順位付け:Apple Intelligenceが通知の重要度を判断し、緊急性の高い連絡は表示し、重要度の低い通知は抑制する。

  • カスタマイズ可能:「設定」>「集中モード」から「さまたげ低減」をカスタマイズできる。特定の人やアプリからの通知を許可する設定も可能。

  • プライバシーへの配慮:通知の解析はすべてデバイス内で行われるため、ユーザーのデータが外部に送信されない。

  • 自動切り替え機能:時間帯やスケジュールに応じて自動的にモードが切り替わる設定も可能。

📱「さまたげ低減」を実際に使ってみた感想

4月1日にiPadOS 18.4がリリースされ、それからずっと「さまたげ低減」を使っていますが、かなり快適です。

今までは、あらゆる通知を手動でオフにして、通知ができるだけ来ないようにしていましたが、「さまたげ低減」をオンにしておけば、その必要もないかもしれません。

2021年のiOS / iPadOS 15の「集中モード」機能追加をきっかけに、通知について考えるようになりました。

🎙685 集中モードをうまく使ってスマホ依存を減らす

そこから、だんだんと通知はオフ設定に意識的にするようになり、最近は基本全ての通知をオフにして、必要だなと思ったものだけ後からオンにするようになっていました。ただ、その作業が少しだけ面倒だったんですよね。

たとえば、今までDiscordの通知が多すぎてオフにしていましたが、オフにするとDMもアプリを開くまで気づかなくなるということがありました。DMだけを通知するようにするというのは、できなくはないのですが、個々の設定を調整しないとできません。

でも、さまたげ低減を使ってからは、「これは大事」と判断されたDMだけちゃんと通知が来るようになったんです。個別に設定をしていなくても、Discordの通知オンだけでも、「さまたげ低減」によって重要な通知だけしか即時通知されなくなります。

重要な通知は、優先通知として通知バナーが虹色に光ります。

その他の通知は時間指定でお昼と夕方にまとめて通知されます。その通知すらも「通知の要約」がオンになっているので、通知が大量にあっても平気です。

重要度の低い通知にわざわざ手を止めることがなくなって、作業を中断することも少なくなり快適です。

🌈 「さまたげ低減」は通知の質を上げる

Apple Intelligenceによる「さまたげ低減」を使うと、必要な通知を、最適なタイミングで通知してくれます。おかげで「通知=邪魔」なものではなくなりました。

もちろん、まだApple Intelligenceが発展途上なこともあり、通知に関しても完璧ではありません。たまに「その通知いる?」というものも混ざっていたりはします。

ですが、以前に比べれば明らかに通知の質は上がっていて、これからもっと洗練されていくはずです。

通知をオンにしておいても、いらないものは自然とスルーされて、大事な連絡は見逃す心配がなくなるという、本来の通知機能に求めるものがこの「さまたげ低減」にはありました。子どもの学校関係の連絡や、緊急の予定変更にすぐに気づけるこの機能は本当にありがたいです。

ということで今日は「さまたげ低減を使ってみたら、通知地獄から解放された」というお話でした。

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