iPad Workers Podcast第32回は「iPad1台で手軽にクリエイティブなことができる時代になってきた」というお話です。
Adobe版Canvaのようなアプリ「Creative Cloud Express」や機械学習機能を使って画像の中の人物や物を自動でトリミングしてくれるアプリ「PhotoRoom」などアプリやサービスが充実してきたことや、iPadの性能が上がってきたことで誰でも簡単にクリエイティブなことが可能になってきました。
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毎週、木曜日配信予定のポッドキャスト番組です。
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AdobeユーザーならCreative Cloud Express
Creative Cloud ExpressはAdobe版Canvaのようなアプリです。iPhone・iPad用のアプリがあり、Webブラウザでも使用できます。
最近はこういった「手軽にいい感じの画像が作成できる」アプリやサービスが人気になっています。
Creative Cloud Expressは以前あったAdobe Spark Postというアプリの名称が代わり、パワーアップしたイメージです。(アプリページのURLも同じなので、アプリ名やアプリアイコンが変更されたと言った方が正確かも)
チラシ、Instagram投稿、YouTubeのサムネイル、ロゴといったジャンルごとにテンプレートがたくさん用意されています。テンプレートを選択後に写真素材を選べば、それだけでいい感じの画像がサクッと作れます。
たとえば、YouTubeのサムネイルテンプレートの中から好きなデザインを選んで「このテンプレートをリミックス」ボタンをタップすると編集画面に移動します。
編集画面で人物写真をタップし「置き換える」から自分の使いたい写真を選ぶと、それだけで写真の切り抜き、写真の色加工が処理されます。
元の写真は普通に自宅で撮影した写真です。
少しだけ切り抜き残しがあるものの、自動でここまで簡単に切り抜けるのは便利です。
あとはテキスト部分を好きに打ち替えれば、ものの数分でYouTubeサムネイルっぽい画像が完成します。
Creative Cloud Expressは無料のAdobe IDがあれば誰でも使えるアプリ・サービスです。
月額1050円/年額10400円の有料プランにすると、プレミアムテンプレートが使用できるようになったり、Adobe Stockで使える写真素材が増えたりAdobe Fontsが使えるようになります。
App内課金ではなく、Adobeサイトからの申し込みだと料金は数十円高くなるものの3ヶ月無料で申し込み可能です。
🌍 価格 | Adobe Creative Cloud Express
写真の切り抜きが超優秀なPhotoRoom
もう1つ写真切り抜きがとても優秀なアプリとしてPhotoRoomがあります。
このアプリは機械学習機能を使って、画像の中の人物や物を自動でトリミングしてくれます。(やっていることはAdobe senseiと同じだと思う)
フランスの開発者Matthieu RouifとEliot Andresの2人が、わずか2週間で開発したアプリです。
🍎 機械学習を駆使する フランスのデベロッパ:App Store ストーリー
このアプリを使うと、築30年以上の和室で撮影した写真が元とは思えないほど素敵な写真に変身します。写真の切り抜き精度はもちろん、テンプレートのおしゃれさも魅力です。
写真を選ぶだけでこんなに綺麗に切り抜かれ、各テンプレートに反映された状態でデザインを選ぶことができます。ものの数秒です。
プレミアムテンプレート(右上に王冠マークの付いているテンプレート)の使用や、画像保存の右下に入るアプリ名のウォーターマークを削除するためには月額1050円/年額3900円のApp内課金が必要です。
切り抜いた写真をコピーして、ノートアプリなど好きなアプリにペーストすればカメラロールに保存されずに切り抜いた写真が使用できます。お手軽コラージュ?ステッカー風に写真を利用したい人にはおすすめです。
とても手軽にクリエイティブなことができる時代
少し前までは、写真編集アプリで1枚1枚、写真から人物の部分以外を消しゴムで削除しなければいけなかったため、とても時間と手間のかかる作業でした。
それが最近では、1ボタンの自動処理でかなり高精度に切り抜きできます。
さらに0から新規で作成するのではなく、テンプレートがベースにあってそこから編集することで、時間を短縮できたり、デザイン経験がない人でも簡単に作れるようになっています。
スマホかiPadが1台あれば手軽にクリエイティブなことができてしまう時代です。画面サイズが大きくApple Pencilが使えるという点で、スマホよりiPadを選ぶ価値も出てきます。
指よりも細かな操作が可能なApple Pencil
Apple Pencilは「字を書くため/絵を描くための道具」とイメージする方が多いかもしれませんが、もう少し抽象度を上げると「指よりも細かな操作が可能になる道具」になります。
つまり細かな作業をする時に、Apple Pencilがあるととても使いやすくなるのです。
プレゼン資料作成などでKeynoteを使う場合も、Apple Pencilがあるとかなり操作性が上がります。もちろんiPadにマウスを接続して使用したり、Magic Keyboardのトラックパッドを使えば同じ快適さは得られます。
ただ、Apple Pencilの方が軽くて小さいので持ち運びも楽です。
Scribbleが日本語対応したことで、日本語のテキスト入力もApple Pencilで可能になりました。文字入力だけで考えたらキーボードを使った方が速く打てると思いますが、Apple Pencil だけでもテキスト入力ができる+手書き文字の書き込み、細かな作業が得意など使用用途の幅を考えたらApple Pencilは最強の道具と言えます。
ということで今日は「iPad1台で手軽にクリエイティブなことができる時代になってきた」というお話でした。
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