🪩 M2チップで何ができるようになるのか？

iPadの画面操作を新しい次元へと引き上げる

無印iPad（第10世代）については1つ前のNewsletterにまとめています。今回は「M2 iPad Pro」についてです。

こちらは予想通りというか、新しいiPad Proをすごく大雑把に一言でまとめるなら「チップがM2になった」です。

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M2チップのメリットとは？

今回新しく予約注文可能になった製品、M2 iPad Pro、無印iPad（第10世代）、Magic Keyboard Folio、Apple TV 4Kの4製品。

• M2 iPad Pro

• 10.9インチiPad（第10世代）

• iPad（第10世代）用Magic Keyboard Folio

• Apple TV 4K

無印iPad（第10世代）は大きく見た目の変化がありました。しかしM2 iPad Proに関しては見た目もスペックもそれほど大きく変わっていません。

はたして、M2チップによってどんなことが新しくできるようになったのか？

Apple Pencilによるポイント体験

画面から最大12mm離れた位置から、Apple Pencilのペン先を感知できます。Apple Pencilの先端から出る信号をM2チップが瞬時に解析。

画面に触れていなくてもペン先の位置を感知できるので、アプリによってさまざまな操作体験の向上につながります。たとえば、Apple標準メモだとペンの太さや色がうっすらと表示されているのがわかります。

Procreateではアートワークの選択や、塗りつぶしなどを画面にタッチしない状態で行っていました。

スクリブルを使用する場合、Apple Pencilを画面に近づけるとテキストフィールドが自動的に大きくなり、手書き文字もより速くテキストに変換されます。

実際に使ってみてからの判断にはなりますが、Appleはこの操作感が「画面操作を完全に新しい次元へと引き上げる」と言っています。

ProResビデオ撮影

今までiPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max、iPhone 14 Pro、およびiPhone 14 Pro Maxでしか対応していなかったProResビデオ撮影がM2 iPad Proでは可能になります。

本格動画編集アプリ「Davinci Resolve」のiPad版も紹介されていました。

iPadOS 16で実装されるステージマネージャと組み合わせると、動画撮影から編集までiPad Proで完結できるという流れを強調したいのかもしれません。

M2 iPad Proはよりプロモデルへ

M2は、M1より最大15パーセント高速な8コアCPUと、最大35パーセント高速なグラフィックスパフォーマンスを提供する10コアGPUを搭載しています。

また、M2チップはM1より50パーセント増えた100GB/sのユニファイドメモリ帯域幅を備え、マルチタスキングや大容量のアセットでの作業がさらに快適になるでしょう。

CPUおよびGPUとの組み合わせにより、16コアのNeural Engineは、M1に比べて40パーセント多い、1秒間に15兆8千億回の演算が可能で、これまで以上にパワフルに。

正直なところM1ですらやや持て余してる感があるので、M1からM2になったからといってめちゃくちゃパフォーマンスが上がるのか？と言われると難しいのではないかと思っています。

ただ、今後よりパフォーマンスを必要とするアプリが出てきたりするとM2が必要になってくるかもしれません。たとえば、大量の写真ライブラリを編集する人や、3Dを扱う人、高度な画像処理や分析を行なう人、グラフィックスを駆使したゲームを楽しむ人など、負荷の高いワークフローを行う人です。

Affinity Publisherもちらっとですが出てきました。

🗺 Affinity PublisherとProdraftsを使って画像を作る

M1登場時と同様に、M2の凄さはアプリやソフトフェアが対応して初めてその真価がわかるものだと思っています。高負荷のかかる作業が必要な人の方がよりその恩恵を受けれそうですね。

iPadOS 16も10月25日（火）に正式リリースされます。（新製品発売の前日）このあたりも含めて実機が手元に届いたらレビューしていきたいです。

私はM2 iPad Pro 256GBのセルラーモデルを購入しました。（ProResビデオ撮影および編集はあまり興味がないので）

新しいiPadとは直接関係ありませんが、Apple標準のメモアプリに万年筆や水彩風のブラシツールが見えているので楽しみです。iPadOS 16のタイミングでアップデートされるのかな？

ということで今日は「M2チップで何ができるようになるのか？」というお話でした。

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