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#131:なぜM4 iPad Proには旧型Magic Keyboardが使用できないのか?
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#131:なぜM4 iPad Proには旧型Magic Keyboardが使用できないのか?

M4 iPad Pro・M4 iPad Pro用 Magic Keyboard・Apple Pencil Pro実機レビュー

👋 こんにちは、はるなです。

今日のテーマは「M4 iPad Pro」についてです。

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🆕5月15日発売のM4 iPad Pro

先週発売したばかりのM4 iPad Pro、何がどう変わったのかまとめていきます。ちなみに今回、M4 iPad Proはマグネットの位置が変わっていることから、以前のアクセサリー類が使用できません。つまり全部買い直す必要があります。

13インチの本体、Magic Keyboard、Apple Pencil Proのフルセットで420,400円でした。Nano-textureガラスオプションを追加したかったため、1TBモデルを選択したので、本体価格は338,800円です。

🔍実機レビュー

M4 iPad Pro 13インチ

最初に持った瞬間の「薄い」「軽い」が第一印象です。普通に持っただけでわかるレベルに薄くなっています。

そして思った以上にNano-textureガラスがアンチグレア。ツルツルとサラサラのちょうど間くらいの触り心地です。ペーパーライクフィルムほどのザラザラ感はありません。

同じ環境でM1 iPad Pro(フィルムなし)との比較です。はっきり照明が映り込んでいるのが通常ガラスのiPad Pro。

対してNano-textureガラスのM4 iPad Proは、黒いフチ部分は少し反射しますが、画面には全く映り込みません。すごい。

アンチグレア系、ペーパーライクフィルム系のフィルムを貼ったものと一緒なんでしょ?と思うかもしれませんが、見てくださいこの違いを。ペーパーライクフィルムありのものは黒い部分が白っぽくなりますが、Nano-textureガラスの方は全くそんなことはありません。

ただし、Nano-textureガラスオプションをつけるためには、最低でも338,800円からとなり、なかなか厳しい価格です。また、Nano-textureガラスにはフィルムが貼れないので、そのあたりもiPadの使用環境によってデメリットになるかもしれません。

正直30万円以上するデバイスのガラス面をノーガードで使用するのは勇気がいります。Apple Pencilのペン先との相性とかもまだ未知数すぎて怖いですね。

今まで画面のキレイさにこだわるのであればノングレア系のガラスフィルムしか選択肢がありませんでしたが、今回Nano-textureガラスオプションを選ぶと、画面のクリアさとアンチグレア(反射しないが)同時に手に入るようになりました。ただし、価格が10万円ほど高くなるため、Nano-textureガラスのためだけに1TBモデルを選ぶ人は少ないでしょう。

Magic Keyboard

今回、M4 iPad Proの背面マグネット位置が変更されているため、Magic KeyboardもM4用という新機種が登場です。素材が金属になり、ファンクションキーが追加されています。

これはiPad Pro用の旧型Magic Keyboard(13インチ)です。重さは約700gです。

こちらが新しく発売されたM4 iPad Pro用 Magic Keyboard(13インチ)です。重さは少し軽くなり665gです。新しく発売されたM2 iPad Airには使えません。

M4 iPad Pro 13インチ+M4用のMagic Keyboard 13インチ+Apple Pencil Proで1267gです。 M3またはM2搭載13インチMacBook Air が1.24kgなので、Apple Pencil Proを取り外せばほぼ一緒の重さです。

M1 iPad Pro 12.9インチ+旧型Magic Keyboard 13インチ+Apple Pencil だと1432gなので、新型になると165gくらい軽くなります。

M1 iPad Pro 12.9インチ+旧型Magic Keyboard 13インチを合計した厚みは、15.7mmです。

M4 iPad Pro 13インチ+M4用のMagic Keyboard 13インチは13.3mmなので2.4mmも薄くなりました。とにかく今回、M4 iPad Pro 13インチの薄さにはちょっと感動しました。明らかに持った感じが違います。

キーボード部分を一周ぐるっと囲むようにゴム素材が付いているので、ガラス面と金属面がガツンと当たらないように設計されています。

M2 iPad Airや旧モデルのiPad ProをM4用のMagic Keyboardに取り付けようとすると、写真のようにズレます。同じようにM4 iPad Proを旧モデルのMagic Keyboardに取り付けようとしても同じ現象が起こります。

これは、旧モデルのiPad Proと新しく出たM4 iPad Proの背面磁石配置が変更されているためです。Magic Keyboardも本体の磁石配置に合わせたものになっているので、互換性がないのです。(左🌿M1 iPad Pro・右M4 iPad Pro)

M4用のMagic Keyboardにはこのように磁石が配置されています。

旧モデルのMagic Keyboardはこのような磁石配置です。

Smart Connectorの位置自体は変更されていないため、手で押さえながら使用することは可能ですが、あまり現実的ではありません。

Apple Pencil

M4 iPad ProとM2 iPad Airに使えるApple Pencil Pro、重さは19.4gでした。Apple Pencil(第2世代)よりも1gだけ重いです。この差は正直、2本のApple Pencilを持ち比べても判別できないレベル。

Apple Pencil(第2世代)は18.5g。M4 iPad ProやM2 iPad Airには使用できません。

Apple Pencil Pro(上)とApple Pencil(第2世代)(下)ではマグネット位置が違うからです。

筆圧感知のないApple Pencil(USB-C)モデルは、新しい磁石位置に対応しているため、M4 iPad ProやM2 iPad Airでも使用できます。

💬1週間使ってみて感じたこと

M4 iPad Proが届いてから1週間、実際に使用してみた感想として、一番強く思ったことは「Apple Pencil Proの触覚フィードバック」がものすごくいいということ。

Apple Pencil(第2世代)にはダブルタップ機能がありましたが、正直なところ使いづらくて使用していませんでした。ですが、触覚フィードバックの返ってくるApple Pencil Proだとダブルタップが使えるんです。

またツールパレットがペン先に表示されるのも非常に使いやすいです。スクイーズはペン先をぎゅっと握る動作なので、ダブルタップよりも簡単に操作できます。

ペンの種類だけでなく、色や太さも最小限の動きで切り替えできます。

Apple Pencil Proはものすごく推せるし、価格もApple Pencil(第2世代)と同じ金額というのもすごくいい。だけどApple Pencil Proが使えるiPadが今のところM2 iPad AirかM4 iPad Proのみ。

ちょうどiPad一式買い替えるタイミングの人には、M4 iPad Proもおすすめできますが、すでにiPad Pro用のアクセサリーを持っている人にはかなり出費が大きくなるのでM4 iPad Proが簡単にはおすすめできません。

今回、どのモデルがどのアクセサリーに対応しているのか、非常にややこしくなったとも言えそうです。

使い方次第ですが、M4 iPad Proをキーボード付きで使おうと考えている人は40万以上必要です。悩む。M2 iPad Airでもチップ性能的には満足できる人がほとんどだと思うけど、Face IDとTouch IDの差や、LiDARスキャナスキャナの有無、最大輝度の差などが決め手になりそうです。

正直ProMotionテクノロジーの有無に関しては、言われないと気がつかない人も多いと思うので、野外で使うか使わないかとか、手袋してロック解除するかしないかとか、3D系のことをするのかしないのか、そのあたりでおすすめモデルが変わってくるのかなという感じです。

ということで今日は「M4 iPad Pro使ってみた感想」についてのお話でした。

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