iPad Workers
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#180:iPad版ジャーナルアプリはどのように使うといいのか
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#180:iPad版ジャーナルアプリはどのように使うといいのか

手書き派の視点で見るジャーナルアプリの現在地

👋 こんにちは、はるなです。

今日のテーマは「iPad版ジャーナルアプリと手書き日記のこれから」です。

iPadOS 26でジャーナルアプリがiPadに対応しました。Apple Pencilでの手書き入力にも対応したということで、期待して使ってみたのですが、正直なところ「まだ早かった」というのが率直な感想です。

🪟 iPadOS 26のファーストインプレッション(iPadOS 26でSplit View風に並べる方法)

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✏️ iPadにもジャーナルが来たけれど

2023年9月にリリースされた、iOS 17で追加されたAppleのジャーナルアプリ。2年遅れでiPadにも追加されました。

「iPhoneでは前からあったけど、iPad版って何が違うの?」と聞かれると、一番わかりやすい違いはやっぱりApple Pencilが使えること。日付ベースで手書きメモが管理できるかもと期待していました。

プラスボタンからエントリーを新規作成、鉛筆マークを選ぶと、標準のツールパレットが現れます。鉛筆ツール、消しゴム、書き心地自体はメモアプリと同等で悪くありません。

ところが実際に使い始めると、まだまだバグのような動きが多く、実用レベルになっていません。最も困るのが、描いたメモが消えてしまう問題。どうも同期タイミングが遅いのか編集画面で書いた内容が、エントリー一覧画面に戻ると消えてしまいます。

iPadOS 26のシステムがまだ安定していないのか、ジャーナルアプリ自体の完成度が低いのか、その両方なのか。

いや、それにしても保存されずに消えてしまうのはまずいです。

残念ながら、現時点のiPad版ジャーナルの手書き機能は、まだ実用レベルには達していません。

ポッドキャストを聞いてくだっさっているリスナーさんから、

iPad版ジャーナルの手書きがうまく動かないんですが、使い方のコツはありますか?

という質問をいただいたのですが、正直なところ、これは使い方の問題ではなく、アプリ側の完成度の問題かな、というのが現時点での結論です。

📓 ジャーナルアプリの強みと弱み

一方で、ジャーナルアプリにももちろん優れた点はあります。

特に地図上から日記を探せる機能は操作も快適で、視覚的にもとても見やすくなっています。

同じような機能がDay Oneにもありますが、圧倒的にジャーナルアプリの方が探しやすくて見やすいです。

また、写真の提案機能も優秀です。

撮った写真を自動で選んでくれたり、位置情報と組み合わせて記録を作成してくれます。

自動で写真や動画を選び、グリッド状に並べてくれます。

また、1つの日記エントリに複数の位置情報を追加できるので、旅行の時などは便利そうです。(Day Oneは1エントリーにつき1つの位置情報しか入りません)

私が全く音楽を聞かないため、画面に出てこないんですが、Apple Musicで音楽を聴いていると、聴いた音楽の記録なんかも残せます。ただし、自分で曲を選べなくて、システムが提案したものしか選択できないという制約がある点はやや難あり。

この提案機能自体はAppleが集めた情報を、サードパーティーアプリにも提供しているので、Day Oneでも同じ結果が表示され新規エントリーの作成が可能です。

Day Oneとの違いは、1エントリーに複数の位置情報が埋め込めること、マインドフルネスとの連携機能があることでしょうか。

🕰️手書き機能に関しては今後に期待

私がジャーナルアプリの一番の強みだと思っているのは、iPhone / iPad / Apple Watch など、Appleデバイス全体のログをうまく拾ってきてくれるところです。

  • 写真アプリの情報

  • カレンダーの予定

  • アクティビティやマインドフルネス情報

  • ワークアウトの記録

  • Apple Music で聴いた音楽の履歴

こういうものを総合的に読み取って、「この日の出来事を日記にしてみませんか?」と提案してくれるのは、非常によくできています。

ただし、iPad版ジャーナルアプリの手書き機能は、少なくとも現時点(iPadOS 26.1)では実用に耐えません。メモアプリで書いて、必要なら後でジャーナルに移す方が賢明です。

この方法なら、消えることはありませんでした。

また万が一消えたとしても、メモアプリの方に残っているので、リカバリーがききます。

私自身、Appleのペンシルキットの書き心地が大好きなので、ジャーナルアプリで快適に手書きのメモを残せる日を心待ちにしています。日付ベースで並び、カレンダー上から過去の記録を振り返れるという特性は、手書きメモとも相性が良いはずです。

ただ、iPhoneでジャーナルアプリがリリースされてから2年以上経っても、この完成度ということは、Apple内での優先度がそれほど高くないのかもしれません。フリーボードやメモアプリの歴史を見ても、本当に使いやすくなるまでには時間がかかりそうです。

手書き以外の機能、特に位置情報や写真との連携を重視するなら、今でも使う価値はあります。無料で広告もなく、メンタルヘルスをサポートする質問機能なども充実しています。

手書き機能については、今後のアップデートに期待しながら、長い目で見守っていきたいと思います。

ということで今日は「iPad版ジャーナルアプリは今後に期待しているよ」というお話でした。

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