👋こんにちは、はるなです。
今日は『AIとObsidianで自分の過去記事を「資産」に変える、新しいノート術』について紹介します。
皆さんは「ノートやメモはたくさん書いているのに、後から全然活用できていない」と感じることはありませんか?実はこれ、多くの人が抱える悩みです。私も以前は同じように感じていました。
私自身、これまで10年以上、iPadを使って膨大な量の記事原稿やメモを書いてきましたが、この「情報の再利用」という課題に関しては長年悩み続けています。
2020年頃から私の中で「エコに働く」ということが重要なテーマになりました。このテーマは今も変わらず継続して考えていることの一つです。別の言い方をするなら「持続可能な働き方戦略」とも言えます。
今日は、AIを使った「Create Permanent Noteスキル」を活用し、アトミックノートを量産して「エコに働く」エコシステムを確立する方法について紹介します。
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📱 なぜメモやノートがたくさんあっても活用できないのか?
なぜ、たくさん書いたメモが後から使えないのでしょうか。その最大の理由は、それらが「アトミックノート」になっていないからです。
アトミックノートとは、一つのノートにつき「一つの意味(トピック)」だけを持たせ、他のノートとリンクしやすい状態にしたノートのことです。
適度に抽象化され、他の概念と組み合わせやすい単位まで分解された情報、それがアトミックノートです。これがあることで初めて、過去の自分の考えや知識が「資産」として機能し始めます。
たとえば、長い文章や会議の議事録をそのまま一つのノートに保存しておくと、後から特定のアイデアだけを取り出して別の記事や企画に再利用することがとても難しくなります。
つまり、メモがたくさんあっても使えないのは、そのメモが「アトミック」ではないからです。
これまで、iPad Workersのニュースレターやブログを通じて、多くのiPad活用術を発信してきましたが、後からそれらを振り返ったとき、ある種のもどかしさを感じることがありました。それは、過去の自分が書いた「How to記事」の寿命の短さです。
たとえば、「Goodnotesで画像を切り抜く方法」や「最新アプリのレビュー」といった記事は、その瞬間には非常に役立ちます。しかし、OSのアップデートやアプリの仕様変更によって、たった一年で(今はそれよりもっと短いスパンで)その情報の価値が失われてしまうことも珍しくありません。もちろん、その時々の読者の方にとっては有益な情報なのですが、私自身の「知識の積み重ね」という観点で見ると、それらは細切れの断片のまま、バラバラに散らばっている状態でした。
これに対し、より普遍的な「考え方」や「マインドセット」など、たとえば「なぜiPadを使うと創造性が高まるのか」「デジタルとアナログをどう使い分けるべきか」といったテーマは、時間が経っても色褪せません。この「普遍的な知識」をいかにして取り出し、再利用可能な形にしておくかが、長く知的生産を続けるための鍵になります。
かつて、自分の過去記事を「アトミックノート(これ以上分割できない最小単位のノート)」に分解しようと試みたことがありました。しかし、当時は膨大な時間がかかるだけでなく、「どう分解すれば将来の自分が使いやすいか」という判断基準が曖昧で、結局は「ただ文章を短く切っただけ」の、使い道のないメモが大量にできあがってしまっただけでした。
以前の私が手動で作ったノートは、めっちゃ特殊な形の汎用性の低いレゴパーツみたいなイメージであまり使いどころがありませんでした。これでは、別の乗り物や建物を作ろうとしたときになかなか再利用できません。
本当に必要としているのは、どんな作品にも組み込める、もっと汎用性の高い「基本的なブロック」なのです。
この「情報の断片」を、汎用性の高い「知識のパーツ」へと変換する作業こそがアトミックノートの本質です。その作業を、AIの力を借りて驚くほどスムーズに行えるようになったのが、今回紹介するごりゅごさんが開発した「Create Permanent Note(パーマネントノート作成/pnスキル)」というAIスキルです。
🚀 「Create Permanent Note」スキルでアトミックノートはどう作られるか?
ごりゅごさんが開発した「Create Permanent Note」スキルは、渡した文章を読み取り、それを元に「アトミック(最小単位)」かつ「パーマネント(永続的)」なノートを自動で生成してくれるというものです。
このスキルはAIエージェントなら大体どれでも使えるスキルで、私はAntigravityで使っています。Claudeなどでも利用可能です。
自分で書いた長い文章を一つ一つ「適切な抽象度」で切り分けていくのは、非常に頭と時間を使う作業です。「Create Permanent Note」スキルを使うと、原稿やメモを読み、そこから重要な概念を抽出し、適切なタイトルを付けて、要約された独立したノートを数個自動生成してくれます。
「Gemini 3 Flash」(無料プランでも使える、高速でコストの低いモデル)でも十分に機能するように設計されています。非常に高速で動作し、コストも安いため、大量の過去記事を処理するのに非常に向いています。
このスキルには、「新しく作るノートの中に、既存のノートへのリンクを2つ含める」というルールが設定されているので、アトミックノートが孤立しません。知識同士をネットワークとして機能させるための重要な仕組みです。
実際にこのスキルを使うと、ただ段落を切り分けるだけでなく、AIが適度な抽象度を保ちながら言語化してくれるため、汎用的で再利用しやすいノートがすぐに出来上がります。
さらに面白いのが、AIが分解と再構築を行う過程で、「自分が無意識に考えていた思考のパターン」が見えてくることです。単なるノート整理を超えて、「こんな風に考えていたのか」という思考の発見につながる点も魅力です。
🗺️ 「MOC」で実現するエコシステム
アトミックなノートが増えてくると、次の段階として「MOC(Map of Content:内容マップ)」という概念が重要になってきます。これは、特定のテーマに関連するノートを集めた「目次兼、思考のまとめノート」です。
たとえば「デイリーノート」というMOCを作るとします。そこには、「デイリーノートは思考の整理に役立つ」「デイリーノートを書くためのテンプレート」「AIを使ったデイリーノートの活用」といった、バラバラに存在していたアトミックノートへのリンクが集約されます。
このMOCの作成も、Antigravityを使って半自動化しています。AIに「デイリーノートに関連するものを集めて構造化して」と頼むと、一瞬でいい感じの目次ページが作られます。AIは検索と整理が圧倒的に得意なので、MOCの土台作りに向いています。
これまでは、新しい記事を書くたびに、記憶を掘り起こしてゼロから文章を組み立てていました。しかしこれからは、既存のMOCやアトミックノートを眺め、「今回はこのパーツとこのパーツを組み合わせて、新しい視点を加えよう」といった書き方が可能になります。
アトミックノートがたくさんストックされていれば、そこからブロックを組み合わせるように新しいコンテンツを生み出すことができるため、アウトプットのハードルが劇的に下がります。
これまでは、この素材作りに時間がかかっていましたが、スキルを使うことでアトミックノートの「量産」が可能になりました。
この「Create Permanent Note」スキルは近々販売も開始されるようなので、気になる人はナレッジスタックを購読よろしくお願いします。私は、いわゆるテスター的なやつでスキルを使わせてもらいました。もらったのが1ヶ月くらい前なので、そこからさらにパワーアップしているらしいです。
この「Create Permanent Note」スキル、普通にめっちゃ便利です。
4月26日の東京セミナーでスキルの先行配布
4月26日(日)に、東京でごりゅごさんがセミナーを開催します。テーマは『AI時代の知的生産とAI用のスキル』です。
今回紹介した「Create Permanent Note」スキルのような、ObsidianとAIを組み合わせて自分の知識を資産に変えていくための具体的な手法と、それを実現するための「AIスキル」について話すそうです。
セミナー参加者には、今回紹介したAIスキルを先行で配布する予定です。
会場の都合上、席数には限りがあります。AIと一緒に自分だけの知的生産システムを構築したい!という方は、ぜひお早めにお申し込みください。
📅 4月26日 東京セミナー:AI時代の知的生産とAI用のスキル
ということで今日は『AIとObsidianで自分の過去記事を資産に変える、新しいノート術』というお話でした。

















