iPad Workers Podcast第42回は「改めて考えたこれからのiPadデジタルノートテイキングの世界」についてのお話です。
Apple Pencilの登場から変わり始めたiPad
私の中でiPadが特別なツールになったのは、初代Apple Pencilが登場したタイミングでした。
2015年の11月、iPad Pro 12.9(第1世代)と同時にApple Pencilが発売され、他社製スタイラスペンとの天と地ほどの使用感の違いに衝撃を受けたことは今でも忘れられません。
そこから3年後の2018年の11月、板状のiPad Pro発売のタイミングでApple Pencil(第2世代)が登場します。多くの人が不満に思っていた、Apple Pencilの充電スタイルやペアリング方法がスマートに解消されました。
Apple Pencil(第1世代)は電池切れや、謎のペアリング解除により、すぐに使えないことがストレスでしたが、Apple Pencil(第2世代)はiPadの側面にくっつけるだけで常に充電された状態&ペアリング状態を維持できます。
さらに3年たった現在、PencilKitの登場により手書き機能を持ったアプリが爆発的に増えました。手書き機能を持ちつつも、特徴のあるアプリが増えたことでiPadの手書きツールとしてのポテンシャルがもう一段階引き上げられたように感じています。
iPadが手書きの得意なデジタルツールとして進化してきた中で、Apple Pencil第1世代から第2世代へのアップデートやPencilKitの登場は大きな影響を与えています。
手書き文化がなくならないのには理由がある
デジタル機器やサービスの発達によって、便利なことが増えました。そのうち手書き文化はなくなると言われた時代もあります。
それでも手書き文化がなくならないのはなぜでしょうか?
理由はたくさんありますが、私が一番大きく感じている手書きのメリットは、うまく言語化できない=理解できていない部分も、手書きなら書けること(非言語表現)にあります。
自分が手書きで書いたものを見ることで、初めて考えられるようになったり、書く前よりも理解が深まる効果も得られます。
👁 iPadで仕事を進めるコツ(頭の中のイメージをiPadで見える化する)
非言語情報が簡単に取り入れられることが手書きの最大のメリットです。
そしてデジタルの世界で「手書き入力を一般化」してくれたデバイスが、デジタルとアナログをミックスして使えるiPadというデバイスなのです。
ハード・OS・アプリの3要素でiPadは進化する
以前、「iPadは新しいデジタルノート」だという話をしました。
📘iPad Workers ノートアプリとApple Pencilの活用の本では、iPadとApple Pencilがあれば、紙のノートは全てiPadで置き換えられるということを言っています。
当時はあくまで紙のノートの延長線上にiPadとApple Pencilがあったイメージが強かったのですが、現在は紙のノートとは別のレイヤーに存在している新しいデジタルノートだと感じています。
PencilKit系のアプリが増えたことで、新しいデジタルノートテイキングの世界が広がってきています。
2015年、2018年、2021年と3年くらいのスパンでiPadの新しい波のようなものを感じています。ハード・OS・個々のアプリ、3要素のバランスによってまだまだiPadは進化していくでしょう。
ということで今日は「改めて考えたiPadデジタルノートテイキングの世界」というお話でした。
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