iPad Workers Podcast第110回は「手書きノートアプリのAI機能」についてのお話です。
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ノートアプリへのAI機能搭載
2022年の冬ごろ、NotionやCraftにAIアシスタント機能が追加されました。
OpenAIが発表した、チャットできるAI「ChatGPT」は、今や一般ニュースでも取り上げられるほど勢いのあるサービスです。
自分自身も、この1年、ChatGPTのおかげでワークフローがかなり変化しました。
そして、最近は手書きノートアプリにもAI機能を組み込むものが増えてきています。
GoodNotes 6やNoteShelf 3などです。どちらもまだベータ機能としての搭載ですが、これからの進化に期待が持てます。
AI機能のある手書きノートアプリ
GoodNotes 6
文章モード(ツールバーのキーボードアイコン)で入力するとAIアシスタントが使用できます。
AIを使った文章の要約や語調の変更などが可能です。まだ使えるオプションは最低限といった感じで自由度はほとんどありません。
他にも、GoodNotes 6には「AI数学アシスタント」なども追加されています。手書きで書いた数式を認識し、数式をテキストに変換したり、正誤チェックが可能です。
NoteShelf 3
9月に新しいバージョンが出た、Noteshelf 3にも「Noteshelf AI」がベータ機能として搭載されています。
GoodNotes 6のAI機能に比べると、自分でプロンプトが入力できる分、少し自由度の高いものになっています。ただし日本語入力のバグ?なのかプロンプトに直接入力すると、文章が重複したりすることがあって、まだまだベータ機能というイメージです。
Noteshelf 3のプレミアムユーザー(買い切り1200円)なら、手書きで書いた文字もAIアシスタントに読み取ってもらえます。
今のところNoteshelf 3には、GoodNotes 6のようなAI機能の利用制限はありません。
手書きノートアプリのAI機能への期待値
どちらのアプリも現在のAIアシスタントでできることは、そこまで画期的ではありません。ですがChatGPTでできることがどんどん増えていることから、手書きノートアプリのAI機能も今後どんどん発展していくと思います。
今までもGoodNotesやNoteshelfは手書きで書いた文字を認識し、検索できたり、テキスト変換できましたが、AIアシスタント機能によってより精度の高い結果が得られるはずです。
GoodNotes 6にあるような自動補完や、スペルチェック機能も、少したてば日本語にも対応するでしょう。
手書きノートアプリならではということであれば、図形認識機能がパワーアップしてくれると嬉しいです。たとえば、「〇〇を××するを図解して」のように伝えたら図解が出来上がる、jamboardのようにラフに書いた絵がキレイに清書されるような機能です。
0から自動でコンテンツ制作するというよりは、テキストや図形の認識、自動補完などの機能により、手書きメモを書く手間や時間を削減できるというイメージです。
あくまで「〇〇をこうしたい」「××を描きたい」という自分の意思ががあってこそ、AIアシスタントは力を発揮するのではないでしょうか。
今後の技術進化に期待したいところです。
ということで今日は「手書きノートアプリのA Iアシスタント機能」についてのお話でした。
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