iPad Workers Podcast第20回は「新しくなったiPadとiPad miniはどんな人におすすめか?」というお話です。
Apple秋のスペシャルイベントでは4つの新製品が発表されました。
iPad以外の新製品については、ごりゅごcastで話しています。
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テレビ会議をするならiPad
今回新しく発売されたiPad miniは、見た目も変わった大きなアップデートだったので話題に取り上げられることが多いですが、無印iPadの方はマイナーアップデートという印象。
ただ、一番安い無印iPadもフロントカメラが12MP 122°視野角の超広角レンズになったことには驚いています。
2020年9月発売のiPad(第8世代)のフロントカメラは1.2MPだったので、カメラの画素数だけでいったら10倍です。
Face IDには対応していないため、仕様上は「FaceTime HDカメラ」と別表記ですが、iPad(第9世代)とiPad mini(第6世代)のカメラレンズ自体は2021年モデルのiPad Proと同じものが入っていると思われます。
🎧 2021年モデルiPad Proの新機能センターフレームの魅力(6/10)
iPad miniのフロントカメラで撮影した写真のEXIF情報です。
35mm換算だと14mm。これはiPhone11 Proのアウトカメラ(背面カメラ)の超広角レンズとほぼ同じスペックになります。(13–14mm相当、1200万画素、F2.4)
今までのフロントカメラの画質(会議とかテレビ電話用画質)から一気に普通の写真レベルにアップしています。
さらに「センターフレーム」と呼ばれる新機能にも対応しました。12MPの超広角カメラで広い範囲を撮影しながら、人の顔が中央にくるように自動クロップするといった機能です。FaceTimeやZoomアプリなどで使用できます。
iPad miniを目の前に置いた状態(顔から40–50cmほどの場所設置)からフロントカメラで撮影してみると
iPad miniの横に置いているサーモスのカップが映り込むほど、かなり広範囲が写ります。
センターフレームをオンにすれば、超広角カメラと機械学習を使って、映っている人が動き回ってもちゃんとフレーム内に入るように自動で調整してくれます。
カメラの位置(目線)に注意が必要
センターフレーム機能が欲しかったがiPad Proは価格的に手が出ない人にとって、今回のiPadやiPad miniのフロントカメラのアップデートは嬉しいアップデートです。
ただしiPadをテレビ会議に使用する際、気をつけないといけないこともあります。iPadは画面も大きく、つい正面(画面)に目線をむけてしまうのですが、横置きにするとフロントカメラの位置がかなり顔の位置からズレます。
この状態だと、相手に見える映像が斜めを向いた顔になります。センターフレーム機能で顔が中心にくるようにクロップされても、目線の向きは変わりません。
テレビ会議の相手と目線を合わせるには意識的にカメラの方を見る必要があります。
買い替え(新規購入)はおすすめできるのか?
リモートワークやオンライン授業など、ZoomやFaceTimeのビデオ通話にiPadを使っている人はiPadやiPad miniを購入する価値があります。
無印iPadは、そこまで大きなアップデートはありませんが、チップが1世代新しい A13 Bionic(iPhone 11と同じもの)になってフロントカメラが劇的にキレイに映るようになり、選べるストレージも変わりました。以前は32GBと128GBだった選択肢が64GBと256GBになりました。(個人的には128GBは残して欲しかったけど)
フロントカメラだけが理由でiPad(第8世代)からiPad(第9世代)への買い替えはあまりおすすめできませんが、32GBモデルを使っていて、容量がいっぱいになってしまっている人などなら買い替えもおすすめできます。
画面サイズにこだわりがなければ、私はApple Pencil(第2世代)の使えるiPad mini(第6世代)へのアップデートもおすすめです。こちらは無印iPadを使っていた人の上位機種買い替え候補としてありなんじゃないかと思っています。
価格だけで見ればプラス1万円でiPad Airも手に入るため、画面サイズの大きいiPadが欲しい人はiPad Airの方がおすすめかなとも思うんですが、今回のアップデートでフロントカメラの性能アップとチップが最新のA15 Bionicというところを踏まえると、画面サイズの小ささが許せるならiPad miniの方をおすすめです。
2021年秋に発売された、iPad(第9世代)とiPad mini(第6世代)について買い替えがおすすめできるかどうかをまとめると
初めてiPadを買う人→今年の無印iPadはおすすめ(使用用途によってはiPad miniもあり)
iPad(第7世代)よりも前の機種→新しいiPadに買い替えてもOK(ただしiPad miniと検討の余地あり)
iPad(第8世代)→どうしても広角カメラが欲しい人、ストレージに不満がある人以外ちょっと待って
iPad mini(第5世代)→動作に不満がないなら買い替え不要、Apple Pencil(第2世代)に魅力を感じる人は買い替えがおすすめ
iPad Proシリーズを使っている人→11インチよりも小さいものがいい人はiPad miniに買い替えもあり
今回の新製品の中では断トツでiPad miniがおすすめなんですが、使用用途によって「すごくちょうどいい」と思える人と、「小さすぎてダメ」と感じる人がいるサイズです。
iPad miniは小さめの机でも、卓上に置きっぱなしで邪魔にならないサイズです。必要な時にさっとテレビ会議を開始したり、紙の手帳代わりや、ちょっとしたメモを取るなどの用途では最強なので、そういった使い方をしている人にはおすすめです。
現行モデルのMacやiPad、iPhoneのフロントカメラ性能を一覧にしてみると、今回新しく出たiPadやiPad miniはものすごくコスパがいいとも言えます。
iPad Pro:TrueDepthカメラ(12MP超広角カメラ、122°視野角)
iPad:FaceTime HDカメラ(12MP超広角カメラ、122°視野角)
iPad mini:FaceTime HDカメラ(12MP超広角カメラ、122°視野角)
iPhone 13 Pro:TrueDepthカメラ(12MP)
iPhone 12:TrueDepthカメラ(12MP)
iPhone 11:TrueDepthカメラ(12MP)
iPad Air:FaceTime HDカメラ(7MP)
iPhone SE:フロントカメラ(7MP)
24インチiMac:M1画像信号プロセッサと連係する1080p FaceTime HDカメラ(2.1MP)
27インチiMac:1080p FaceTime HDカメラ(2.1MP)
MacBook Pro:720p FaceTime HDカメラ(0.9MP)
MacBook Air:720p FaceTime HDカメラ(0.9MP)
2021年5月に発売されたiMacでも2.1MP相当なので、それらと比較するとiPhoneやiPadのフロントカメラは非常に優秀ということがわかります。
リモートワークやオンライン授業でビデオ会議をよくする人は、会議用に1台専用のiPadがあってもいいのかもしれません。
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