iPad Workers Podcast第75回は「フリーボード」についてのお話です。
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フリーボードはビジネスツール?
iPadOS 16.2で新しく追加されたアプリ「フリーボード(英語名は「Freeform」)」は、無限キャンバスの電子ホワイトボードアプリです。
フリーボードを使ってみるまでは、Apple標準のメモアプリが無限キャンバスになったようなものかな?と考えていました。ですが、実際は共同作業を前提とした、どちらかと言えばビジネス寄りのアプリでした。
アプリの位置付けとしては、MiroやFigma and FigJam、Microsoft WhiteboardのApple版といったイメージです。
もちろん1人で使うこともできますが、本領を発揮するのは共同作業で使用するケースでしょう。そのうちMiroやFigma、Microsoft Whiteboardなどにあるテンプレート機能なども組み込まれるかもしれません。
このフリーボード、既存のメモアプリとは一体何が違うのでしょうか?
ツールパレットの違い
Appleの標準アプリでは、とても簡単に手書きを取り込める仕組みになっています。Apple Pencilを使用するとペンの種類や色が選択できるツールパレットが表示されるからです。
このツールパレット、何種類か種類の違うツールパレットがあることに皆さんお気づきでしょうか?
メモで使えるツールパレット、マークアップで使えるツールパレット、iWorkシリーズで使えるツーパレットがそれぞれ違うのです。
メモのツールパレットには、iPadOS 16から万年筆や水彩ブラシといった新しいタイプのペンが追加されました。ツール上を左右にスワイプすると、定規の右側にまだペンが隠れてます。
写真やPDFファイルなどに書き込みのできる、マークアップのツールパレットはメモのツールパレットよりもペンの種類が少なく、メモにはない「拡大鏡」ツールが存在します。
iWork(Keynote)のツールパレットはメモやマークアップにはない、クレヨンや塗りつぶしのツールが存在します。逆に定規ツールは存在しません。
フリーボードのツールパレットは、上記3種のツールパレットと比較すると、iWorkシリーズで使用されているツールパレットと全く同じものであることがわかります。
このことからも、フリーボードはメモよりもiWorkシリーズ(Keynote、Pages、Numbers)に近いアプリと言えるでしょう。
手書きも組み合わせられるホワイトボード
ツールパレットの違いや、その他の機能を総合的にみても、フリーボードというアプリは手書きがメインとは言いづらいアプリです。手書き「も」できる、という言い方が一番しっくりきます。
多種多様なファイルが添付でき、独立したポストイット機能があったりシェイプツールが豊富なところを見ると、会社などのチームで今までのオフィスアプリよりも、よりクリエイティブな共同作業が可能になるオフィスツールと言えるでしょう。
私が最初に考えていたものとはちょっと違いましたが、これはこれで便利なアプリとして使われるんじゃないかなというのがフリーボードに関する感想です。
もちろん共同作業なしでも、「無限キャンバス」で「付箋が使える」など今までのApple標準アプリにはない機能もたくさんあるので、個人で使うとしても用途によってはおすすめです。
先日開催したiPadセミナーでは、フリーボードを使って1年の振り返りをしています。こういった使い方には向いてると思います。
ということで今日は「無限キャンバスのホワイトボードアプリ、フリーボード」についてのお話でした。
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