iPad Workers Podcast第80回は「無限キャンバスに有限の枠を並べるメリット」についてのお話です。
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無限キャンバスは便利だがデメリットもある
無限キャンバスという概念はアナログ世界にはない、デジタルならではの特徴です。
用紙の端を気にせずに、どこまででも広げていけるので非常に便利な反面、大きくなればなるほど「見返し難くなる」「どこに書いたか見失ってしまう」というデメリットもあります。
iPad Workersでは過去に、コンセプトや空白の本、Prodraftsなどの無限キャンバスアプリを紹介してきました。
私が今、気に入って使っている無限キャンバスアプリはProdraftsです。
「どこに書いたか見失ってしまう」という無限キャンバスのデメリットに関しては、検索用キーワードの設定やピンを使うことでカバーしてきました。
「見返し難くなる」という点に関しては模索中だったのですが、最近ようやく解決策っぽいものが見えてきた感じがします。
無限キャンバスに有限の枠を設置する
無限キャンバスはどこまででも画面を広げていけることがメリットですが、あまり広げすぎると見返すことが難しくなります。
大きさにもよりますが、大体の場合、書いたもの全体を表示すると個々に書いたものは読めなくなります。
画面を拡大すれば個々の内容が読めるようになりますが、区切りがないためどこにフォーカスすればいいのか見当がつきません。
そこで無限キャンバス内でも枠を設置すればいいのでは?と考えました。
iPad miniで100%表示した時に画面いっぱいに表示されるサイズ(1133x744px)の四角い枠を無限キャンバスの中に用意し、その枠中に収まるように書きます。
そして枠がいっぱいになったら、新しい枠を追加してどんどん書いていきます。
Prodraftsにはアートボードという概念があり、一覧表示や個別に書き出しなどにも対応しています。
アートボード一覧から見たいアートボードをタップすると、指定したアートボードにジャンプします。無限キャンバス内に複数のアートボードを設置しても、簡単に見つけられます。
「見返し難くなる」という点に関して、iPadの画面サイズと同じ四角い枠を作ることでどこにフォーカスすればいいかわからない問題は解決しました。そして、Prodraftsのアートボード機能を組み合わせることで、それぞれのアートボード間の移動を簡単にします。
無限の中にも枠があると便利
アイデア出しのような「広げていく作業」、とにかく考えやアイデアを出したい時は無限キャンバスがとても便利です。ですが、定期的に振り返りたい内容などは無限キャンバスとの相性があまりよくありません。
無限キャンバスで、書き広げれば書き広げるほど見返しやすさは失われていきます。
そこで、枠をあらかじめ用意し一定上大きくならないように制限をかけます。枠がいっぱいになったら新しく書き直すという方法を使っていけば、フォーカスする際も枠に合わせればよくなります。つまり見返しやすさがアップします。
同じ内容も書き直すことでより思考は整理されるので、重複してしまっていても問題ないと思って書き直します。何度か小さな枠内に書いているうちに自然と整理されていくので、何度も書くことはそんなに悪くないはずです。
もちろんこれはページの概念のあるノートアプリでも同じことができますが、無限キャンバスアプリに枠を作ると、ページ同士の関係性や流れのようなものもページの外(枠外)に書き込み表現できます。
これこそが無限キャンバスに枠を並べることで得られる最大のメリットなのかもしれません。
ということで今日は「無限キャンバスに有限の枠を並べると使い勝手が良くなるよ」というお話でした。
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